ハーブの中でもポピュラーで、古くから「若返りのハーブ」と呼ばれているローズマリー。今回はローズマリーの効能とハーブやアロマとしての使い方をお伝えしたいと思います。
ローズマリーの効能を実感できるのは、料理やアロマテラピーなど。中でも簡単に生活に取り入れられるのは芳香浴かも知れません。お風呂にも薬草風呂の材料としてローズマリーは便利ですよ!私がよくやっているローズマリーの活用法についてもお知らせします。
ローズマリーの効能がこんなに!
日本名は「万年朗(マンネンロウ)」、「永遠の青年」という意味があるローズマリー。爽やかなハーブの香りに特徴がありますよね。ネーミングからも想像できるように、ローズマリーは若さを保つ薬草として活用されてきた植物です。
ローズマリーにはたくさんの効能があり、若さを保つだけではなく、疲労回復や新陳代謝、デトックス効果など体に良いことばかり。スキンケアに活用すると、老化防止や美肌効果も期待できるハーブなのです。
ローズマリーの効能
強壮作用・神経強壮作用・性的強壮作用・心臓強壮作用・血行促進・筋肉弛緩作用・消化促進・抗酸化作用・収れん作用・抗菌作用・殺菌作用・抗炎症作用・抗ウィルス作用・発汗作用・抗うつ作用・胆汁分泌促進作用・鎮痙作用・鎮静作用・通経作用・駆風作用・利尿作用・心機能の活性化・新陳代謝を促す・精神安定・リラックス・口臭予防・防虫
ローズマリーは血管を強くし、血液の流れをスムーズにしてくれる作用があります。体の血の巡りがよくなるので、筋肉痛などの痛みを和らげたり内臓の働きを活発にしてくれるという効果に期待できます。
ちょっとスパイシーで爽快感のあるローズマリーの香りは、疲れた気分を活性化させ、気分を上げてくれます。これは抗うつ作用で憂鬱な気持ちを明るく前向きにしてくれます。
この香りには疲労回復やリラックス効果も。仕事で疲れている時にも効果的。集中力を高めてくれる効果もあるので、芳香浴に向いていますね!
ローズマリーには「ロスマリン酸」という特徴的な成分が含まれています。ロスマリン酸にの強力な抗酸化成分は化粧水にすると収れん作用が期待できます。抗酸化作用には老化防止や美肌効果も。
ローズマリーの成分をオイルに移し、ヘアオイルにして使うと、フケの防止にもなり、頭皮に程よい刺激を与えて血行を促すので育毛や美髪にも効果的とされています。頭皮の血行を良くするので、抜け毛防止や白髪の防止にも役立つそう。
香りはダイレクトに脳に伝わります。ローズマリーの爽快な香りは集中力・記憶食にもつながります。このことから認知症防止にもなると注目されています。
ローズマリーには細胞の活性化、新陳代謝を促すことから「若返りのハーブ」と呼ばれている理由がたくさんあるんですね!
では、どのようにローズマリーの効能を生活に取り入れていくか、お伝えしましょう!
ローズマリーでフレッシュ!お風呂で活用するには!?
ローズマリーはアロマテラピー、料理、飾るだけで虫除けになるなどの用途がたくさん!中でも習慣化出来る方法は芳香浴やお風呂の入浴剤に活用することではないでしょうか。幾つかローズマリーの活用方法をお伝えしますので、試してみてくださいね。
アロマテラピーでローズマリーを感じてみましょう!
ローズマリーの精油(エッセンシャルオイル)は水蒸気蒸留法で得ることが出来ます。精油にはハーブティなどの水溶性では得られない成分が含まれています。ローズマリーの葉に触れると香りがしますよね。この香り成分である「シネオール」にはたくさんの効果があります。
- 脳から伝わる香りが頭をリフレッシュさせる効果
- スッキリした香りが眠気を覚ます
- イライラした気分から気持ちを安定させる、リラックス効果
芳香浴の仕方
ローズマリーの精油をティッシュなどに染み込ませ、香りを楽しみます。精油は気化するので時間が経つと香りが感じられなくなりますが、穏やかな香りでリフレッシュできます。
お風呂での楽しみ方
お風呂を沸かしたあと、ローズマリーの精油を5滴たらすだけでも芳香浴が楽しめます。精油が直接肌に触れない様に、お風呂をよくかき混ぜてから入浴しましょう。
バスソルトに精油をプラスしても良いでしょう。精油は植物の成分が濃縮されていますので、バスソルトに混ぜるのは5滴までにしましょう。小さいお子様には刺激が強いので入浴させるのは避けた方が良いでしょう。
ローズマリーの薬草風呂として活用する
ローズマリーの葉をお茶パックなどに入れて薬草風呂の材料として使うと、ロズマリン酸やカルノシン酸というポリフェノールの効果を得ることが出来ます。
- ロズマリン酸:細胞の老化の原因となる活性酸素を取り除く効果がある
- カルシノン酸:脳の老化を防いでくれる効果がある
肌の細胞の活性化でターンオーバーを正常化させ、美肌効果にも期待できます。シワ予防や肌のハリも整えてくれますので、嬉しい効果ですよね!
ローズマリーの香りは認知症予防にもなると研究されています。お風呂での活用は、全身でローズマリーの効能を感じることが出来ることがポイント!アンチエイジングの効果を期待できるので私もすぐに活用しようと思います!
ローズマリーの禁忌や副作用
たくさんの効能が嬉しいローズマリーですが、血液の循環を良くし過ぎてしまうので妊娠中、授乳中の方は避けた方が安全です。
高血圧の方や大きな切り傷がある方にもオススメできません。ローズマリーは幼児や小さいお子様にも刺激が強いと言われていますので、控えた方が無難だと思います。
ローズマリーは「攻めのハーブ」と言われているほど強い効能がありハーブ。そのため、肌が弱い方が化粧水などで使うと肌荒れを起こしてしまうことも。ローズマリーはシソ科であるため、シソ科にアレルギーがある方には注意が必要です。
植物には素晴らしい力がありますが、アレルギーが気になる方はパッチテストを行ってからお風呂やスキンケア、料理に活用していきましょう。体調がおかしいなと感じましたら、掛かり付けの医師に相談することをオススメします。
まとめ
- ローズマリーの効果効能がたくさん!細胞を活性化させ若返す!
- ローズマリーの香りは脳にダイレクトに伝わる!
- ローズマリーはアロマテラピーやお風呂でも効能を感じよう!
私も大好きなローズマリー!たくさんの効能があって、ワクワクします。お風呂での活用は気軽に試すことが出来ますのでオススメです!
とはいえ、刺激が強いハーブなので大量に使用せずに自然に香るくらいがちょうどいいかなと思います。リフレッシュしたいとき、スッキリした気持ちになりたいとき、生活に取り入れてみてはいかがでしょうか。
最後までお読みいただき、ありがとうございます。お役に立てれば幸いです。