身近な貝であり、健康に良いと言われているしじみ。しじみの味噌汁のうま味はお酒を飲んだ後に染み入る気がしてなりません。しじみの栄養やうま味について調べてみることにしました。
しじみは冷凍したら栄養はどうなるのでしょうか?しじみの下処理や解凍する時に注意する事などをお伝えしようと思います。
しじみのスゴイ栄養とは?
しじみには、たんぱく質、ビタミンB群、鉄、亜鉛、カルシウムなどが含まれています。以下に、しじみの主な栄養素とその健康への効果をいくつか挙げてみます。
- たんぱく質:筋肉や骨の形成に必要であり、免疫力を高める働きもあります。
- ビタミンB群:エネルギー代謝や神経伝達物質の合成に必要な栄養素で、ストレス対策や疲労回復にも効果があります。
- 鉄:赤血球の生成に必要な栄養素で、貧血予防に効果があります。
- 亜鉛:免疫力を高める働きがあり、肌や髪の健康維持にも役立ちます。
- カルシウム:骨や歯の形成に必要な栄養素で、骨粗鬆症予防にも効果があります。
ただし、しじみに含まれる栄養素は非常に微量なため、栄養素の補給を目的とした食べ方ではなく、バランスの良い食生活の中で適量を摂取することが重要ですね!
しじみの下処理はどうする?
しじみの下処理は、新鮮な状態で調理するためにとても重要です。しじみの砂抜き前にも手順がありますので参考にしてみてください。
- しじみを買ってきたら、その日のうちに調理するか、冷蔵庫で保存して早めに調理するようにします。
- しじみを洗うためのボウルに、水と塩を入れて、しじみを漬けます。水の量は、しじみがすべて浸かるくらいにします。
- しじみを洗う際に、しじみが死んでいるかどうかを確認します。生きているしじみは殻が閉じていますが、開いているものは死んでいる可能性が高いです。開いているしじみは捨てます。
- しじみを水洗いし、泥や砂などを取り除きます。このとき、しじみを水に浸している時間を短くすると、さらに砂が出やすくなります。
- 水を切り、調理に使います。
注意点としては、しじみは生で食べることができますが、消化器系に負担をかける可能性があるため、十分に加熱してから食べることをおすすめします。また、しじみは殻ごと調理するため、殻に汚れがついていないかも確認するようにしましょう。
しじみは冷凍してもいい?
生のしじみを冷凍する場合は、下処理をしっかり行った上で、しじみの殻を開いた状態で保存することをおすすめします。殻のまま冷凍すると、しじみが解凍された際に水分が出てしまい、風味や食感が落ちる可能性があります。また、しじみは自然解凍させる貝が開かないので、冷凍しじみは熱湯で調理するようにしましょう。
加熱済みのしじみを冷凍する場合は、加熱後にしじみの殻を開け、しじみと汁を別々の袋に入れて冷凍すると良いでしょう。解凍後には、しじみと汁を再度加熱してから食べることをおすすめします。
ただし、しじみは冷凍保存することで、風味や食感が落ちることがあるため、新鮮な状態で食べることがおすすめです。しかし、冷凍した方がアミノ酸の一つであるオルニチンが生のしじみより8倍になるとのこと!
解凍したしじみを再冷凍するのは避けましょう。調理する分だけ取り出すようにしましょう。
しじみは二日酔いに効果あり?
オルニチンは肝臓で活躍するアミノ酸。他にも栄養素がある様です。
お酒をたしなんだ後にしじみの味噌汁を飲みたくなった経験があるのは私だけではないはず。しじみは二日酔いに効果があるのでしょうか?
しじみにはアミノ酸やタウリン、ビタミン類、ミネラル類などが含まれており、二日酔いの症状緩和に効果があるとされています。
具体的には、アルコールの代謝に必要なアミノ酸であるシステインを含むことや、デトックス効果が期待できるタウリンを多く含むことが挙げられます。また、ビタミンB12や鉄分も豊富に含まれており、疲労回復にも役立ちます。
ただし、しじみを食べたからといって二日酔いがすぐに解消するわけではありません。適量を摂取し、水分補給や十分な休息などの二日酔い対策と合わせて行うことが大切です。また、アレルギーのある人や、食中毒を起こしたことがある人は、食べる前に医師に相談することをおすすめします。
まとめ
- しじみはオルニチンなどの栄養が豊富!
- しじみは冷凍するとオルニチンが8倍になる!
- しじみは砂抜き前に良く洗う!冷凍したら自然解凍はNG!
しじみは手に入りやすい食材ですが、栄養がたくさんあるんですね!しじみを砂抜き前は良く洗って、栄養をしっかり摂れるように冷凍するのがおススメです!