私が大好きな食材、かに!ずわいがに、たらばがに、毛がに、上海がに、渡りがに…どん蟹も好きなんですが、かにみそも絶品ですよね!
想像に難くないのが、かにみその栄養成分!味わいが濃厚な分、ハンパない栄養成分なのではないかと思い、調べることにしました!
かにみそはそのままでご飯のお共にするもよし、しょうゆを垂らしておつまみにするもよしなのですが、洋風にアレンジしてみましょう!おうちパーティにもピッタリな、かにみそのバーニャカウダレシピを紹介します!
知ってた?かにみその正体!栄養成分がすごすぎる!
「一番好きな食べ物は?」と聞かれて、私が真っ先に答えるのが蟹!食べ応えのあるたらばがにも、上品な香りのずわいがにも、味がしっかり濃い毛がにも、とげの先まで身が詰まっている花咲蟹も大好きです!
もし、何も考えずに何でも食べてもいいよ、と言われたなら、蟹の食べ比べをしてみたい!…想像してよだれが出そうです…!
蟹の身をボイルしたり、焼いたりとシンプルな蟹の食べ方が好きなのですが、かにみそも大好き!私はどうやら、蟹という食材が好きな様です。
かにみそは私が小さい頃、祖父が川に仕掛けを作り、はさみに毛が生えたような「もくずがに」を獲ってきては晩酌のつまみにしていたのを記憶しています。…結構な田舎で育ったことがばれてしまいますね(笑)
もくずがには蒸してかにみそを食べるのが、食べ方としては一般的でしたが、時には蟹の卵巣の内子があって、子供ながらに美味しいものとして覚えています。
大人になってからも蟹は好きなのですが、かにみそって実際はどの部分かご存知でしょうか?私もきちんと調べるまで脳みそなんだと思っていましたが、実は内臓なんですって!
かにみその正体は、「中腸腺」という器官。蟹の肝臓や膵臓にあたる内臓なんです。甲殻類である蟹には脳が無いんだそう!これにも驚きを隠せなかったのですが、蟹の脳は目の近くにある神経が、脳の役割を果たしているのだとか…!
かにみその栄養成分は?カロリーは?
かにみそは脳みそではないという事実に驚いてしまいましたが、では栄養成分はどうなんでしょう?興味があります!かにみその栄養成分は次の通り!
- ビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB2、ビタミンB12
- グリコーゲン
- タウリン
- コレステロール
- イノシン酸
- アスタキサンチン
- 亜鉛
- マグネシウム
- カルシウム
- 銅
かにみそには脂肪の燃焼を助け、生活習慣病を予防するグリコーゲンやタウリン、老化の予防効果のあるイノシン酸やアスタキサンチンなどの栄養成分が豊富!
濃厚な味わいなので、カロリーも気になりますね。珍味であるかにみそカロリーは100gあたり約180kcal。かにみそを一度に100gも食べることはあまりなさそうですが、カロリーは予想通り高いんですね。
かにみそは一度にたくさん食べるよりもちびちびとご飯と一緒に食べたいのですが、カロリーが炭水化物と相まって高くなりますので食べ過ぎには注意ですね。
また、注意したい栄養成分が。かにみそにはプリン体が多く含まれています。プリン体は痛風の原因となってしまう成分がたくさん…しかも、ずわいがにのかにみそ100gあたり150mgものプリン体が!
痛風で食事制限をしている方や、痛風予備軍の方はかにみそを食べるのはなるべく避けた方が良いかと…。
そして、かにみそはコレステロールもトップレベルに高い食材です。コレステロールには、肌のつやを保つ作用がありますし、美味しいかにみそなのですが、食べ過ぎは健康を脅かします。美味しくてもほどほどに…(泣)
かにみそでバーニャカウダ!簡単レシピを紹介!
バーニャカウダにはアンチョビを使うのが一般的なのですが、かにみそを使ったバーニャカウダも絶品です!ホームパーティーにも華やかですし、ディップして野菜もたくさん食べられるのでオススメです!
- かにみそ(かにみその缶詰でもOK)
- にんにく…5かけ
- 牛乳…50㏄
- オリーブオイル…150㏄(かにみその量によって調整)
- 塩コショウ…適量
- にんにくの皮をむいて牛乳と一緒に耐熱容器に入れて電子レンジで1分温める。牛乳があふれるのを注意しながら、にんにくにフォークがっさるくらいに柔らかくなるまで何度か繰り返す。
- 牛乳を捨てて、にんにくをフォークでつぶす。
- かにみそとオリーブオイルを入れてレンジで1分温める。
- 塩コショウで味を整える。
このレシピ、簡単ですけど何につけても合います!セロリやニンジンをスティックにしてバーニャカウダをディップするのが定番ですが、私はカボチャやジャガイモなどの温野菜をディップするのも好きです!
このバーニャカウダが余ってしまったり飽きてしまった時は、パスタを絡めてしまいましょう!さらにアレンジするなら生クリームを入れてかみにそクリームパスタに!
トマトを一緒に入れて炒めても酸味が効いてて美味しいですよ!バーニャカウダソースを作っておくと色々なアレンジが楽しめますね!
もっと知りたい!かにみそマメ知識
私は蟹の身もかにみそも内子と呼ばれる卵巣も好きなのですが、食べているときに「アレ?」と思うことがあります。それは、内子を食べるときのかにみそ、少なくない?ってこと。
内子は卵巣ですので、つまりはメスの蟹ということになりますね。主に内子を食べるのは、ずわいがにのメスである香箱蟹や上海蟹が多いのですが、かにみそが少ないことにお気づきでしたでしょうか?
実は蟹の中腸腺は卵巣が成熟するに伴って、徐々に小さくなるんですって!蟹も繁殖するわけで、卵巣の方が大事ですからそうですよね…。蟹って不思議な生き物ですね。
そして、タラバガニを食べるときはかにみそは頂きませんよね?実は、タラバガニのかにみそは単純に美味しくないのだそうです。だから足だけを売っている場合が多いのですね。
タラバガニは蟹ではなく、ヤドカリの仲間なのでかにみそはおいしくないのかなぁ…。花咲蟹もヤドカリ科ですのでかにみそは美味しくないとか。食べられないほど不味いとか…その不味さも試してみたいと思うのは、私だけでしょうか?興味はあります!
かにみそって黒っぽかったりオレンジ色っぽかったり、同じ種の蟹でもかにみその色が違うことも。その理由は、蟹が育ったところにあるそうです。
海藻を多く食べている蟹は黒っぽい緑っぽい色のかにみそ。オレンジ色のかにみそはというと、海貝を多く食べていた蟹だそう。味にも少し違いがあるのだとか。食べ比べしてみたいですね!
かにみそに対する私の探求心と執着はまだまだ続きそうで楽しみです!
まとめ
- かにみその正体は「中腸腺」と呼ばれる内臓だった!
- かにみそは栄養成分が高い!
- かにみそバーニャカウダはレンチンで簡単レシピ!
- かにみそバーニャカウダソースをアレンジしてパスタの楽しもう!
蟹の身も美味しいのですが、今回はかにみそにスポットライトを当てて調べてみました。かにみそが内臓だったなんて!プリン体やコレステロールの摂りすぎにつながってしまいますので、かにみそは一度にたくさん食べない様に注意してくださいね!