秋になると黄色の花を咲かせるセイタカアワダチソウ。実は花が咲く前のつぼみにデトックスを促す酵素が含まれています。今回はこのセイタカアワダチソウを使った入浴剤の作り方をお伝えしようと思います。
セイタカアワダチソウは生命力が強いので厄介な雑草に思われがちですが、れっきとしたハーブ。その鮮やかな黄色の花から「ゴールデンロッド」と呼ばれています。
セイタカアワダチソウを入浴剤に使うとどんなデトックス効果があるのか、どのように利用すると効果的なのか、お伝えします!
セイタカアワダチソウってどんな植物?入浴剤のデトックス効果!
秋口に黄色い花が目立つセイタカアワダチソウ。北アメリカが原産の「ゴールデンロッド」と呼ばれるハーブで、入浴剤として利用するとデトックス効果があります。セイタカアワダチソウはアトピーや乾燥しがちな肌で悩みを持つ方の老廃物をデトックスするとして注目されています。
セイタカアワダチソウは見た目がブタクサに似ているので、花粉症の原因として勘違いされています。しかし、実は花粉症を改善させる効果もあるとされています。乾燥肌と花粉症に悩む私にとって、セイタカアワダチソウは救世主!秋になるとせっせとセイタカアワダチソウを収穫しています。
セイタカアワダチソウの効果とは?
生命力のある植物にはそれだけの効果があるのですが、入浴剤として活用した時にセイタカアワダチソウには主にどんな効果があるのか見ていきましょう。
- 花粉症を緩和させるデトックス効果
- 乾燥肌やアトピー性皮膚炎のかゆみを緩和させる効果
- 体の芯から温めることによる、冷え性対策
セイタカアワダチソウは、お茶にしたり食べたりできるそうですが、一番取り入れやすいのは入浴剤なのではないでしょうか。私はお風呂が好きなので、薬草風呂としてセイタカアワダチソウを使うことが多く、気に入っています。
セイタカアワダチソウの効果があるのはつぼみの部分。花が咲く前のつぼみに酵素が多く作られるそうです。そのため、セイタカアワダチソウはつぼみの時期に摘み取ります。
つぼみが付いているところを含め、30㎝程のところを摘み取ります。葉の部分にも花を咲かせるためのエネルギーが詰まっているからです。若くて細い株よりも、茎がしっかりした古い株の方が酵素をしっかり出してくれるそうです。
摘み取ったセイタカアワダチソウは、天日でカラカラに干して細かく刻んで布袋などに詰めてお風呂に入れます。酵素は60℃以上で壊れてしまうので、60℃以下の低温で煮出すようにしましょう。
私はズボラなところがあるので、セイタカアワダチソウの入浴剤をある程度刻んだら、不織布の三角コーナーの生ごみネットに入れてそのままバスタブに入れてお湯を溜めることが多いです。セイタカアワダチソウには、石鹸と同じ成分のサポニンも含まれており、本当に泡立ちます。すぐに消えてしまう泡なのですが、天然の洗浄成分なんだなあと実感してしまいました。
セイタカアワダチソウの酵素には、バスタブや排水溝をキレイにする効果もある様で、そのまま流してしまっても大丈夫です。酵素をさらに抽出するには、バスタブに入浴剤を入れたまま3日ほど追い炊きして使うことだそう!私は3日も追い炊きしたらお湯が汚くなると思って敬遠していたのですが、セイタカアワダチソウの薬草系の香りが増して色が濃くなっても、バスタブがぬるぬるしないことに驚きました!
3日も追い炊きすることに抵抗がある方は入浴剤を取り出してお湯を抜きましょう。桶やバケツなどに入浴剤をぬるま湯に浸けた状態で置いておくと良いかも知れません。1回で捨ててしまうのはもったいない!セイタカアワダチソウの酵素がどんどん抽出できます。
毒素を排出する効果があるセイタカアワダチソウですので、入浴を続けると乾燥肌のかゆみが消えたという実感が私にはありました。1週間に1回入浴剤を使い、それを3回使いまわすと酵素が濃く出やすいのでオススメです。
乾燥した入浴剤は暗所に保管しますが、どうしてもカビが生えてしまい、捨てざるを得ない羽目になったことがありました。入浴剤は冷蔵保存か冷凍保存でもいいみたいですね。セイタカアワダチソウのつぼみの時期は秋口の9月下旬ころと短いので、たくさん収穫して上手に保存しようと思います!
セイタカアワダチソウをお茶に!フレッシュなうちは食べられる!
セイタカアワダチソウは毒素を排出するデトックス効果があるので、入浴剤は毎年恒例になっているのですが、今度はお茶にも挑戦してみようと思います!
入浴剤と同じく、天日干しをしたものを刻んで煎じて飲みます。香ばしくて少し苦味があって飲みやすい方なのかも…。一気に飲むのではなく、少しずつチビチビと毎日飲むのが効果的な様です。
摘みたてのセイタカアワダチソウは料理にも出来るとか…私の友人が作ってみたのはセイタカアワダチソウのペペロンチーノ!シンプルだけど、野草がダイレクトですね!ちょっとほろ苦かったそうです。私が挑戦してみたいのはセイタカアワダチソウの天ぷら。サクサクにしたら食べられそうかなと、ダイレクトに食べることにビビっています…!
セイタカアワダチソウの葉には、多種のポリフェノールや、炎症を緩和させるフラボノイドも含まれています。ヨーロッパでは葉を擦りつぶして虫刺されや止血剤や洗浄剤に利用され、アメリカではネイティブアメリカンの民間薬として風邪や整腸剤、ケガにも使われてきたといいます。
セイタカアワダチソウの効果や利用価値は古くから知られていたんですね!今年もつぼみのうちに、たくさんのセイタカアワダチソウを摘み取っておきたいと思います!
まとめ
- セイタカアワダチソウのつぼみにはデトックス効果がある!
- セイタカアワダチソウの活用法は入浴剤、お茶、料理など!
- セイタカアワダチソウの葉にも酵素、ポリフェノールなどが含まれている!
セイタカアワダチソウの入浴剤は湯冷めしにくいので本当にポカポカします。これから寒くなる季節なので、効果的にセイタカアワダチソウなどのハーブを活用していきたいですね!