最近知りました、ホンビノス貝!とりあえず、何者?っていうネーミングの貝なのですが、うま味がすごくて美味しいらしいのです!
ホンビノス貝は大きい二枚貝なので、食べ応えのある身も魅力的!大きい貝なら下処理が難しいように思うのですが、砂抜きの必要がなく時短で出来るとか。
あまり知られたくなかったというほど、人気が高まっているホンビノス貝ですが、食中毒には注意!貝毒は熱しても消えないですし、死んでしまったホンビノス貝は食べない様にしたいものです。
ホンビノス貝の下処理や食中毒にかからないために、食べない方がいいホンビノス貝の見分け方をお伝えします!
ホンビノス貝とはどんな貝?砂抜き、時短での下処理とは!
白はまぐりという名称でもスーパーなどで販売されているのが目にするようになりましたね、ホンビノス貝。ハマグリよりも一回り大きく、アサリとハマグリの間のような味わいと甘みがあり、むき身も大きいので食べ応えがあります。
潮干狩りでも収穫することが出来るホンビノス貝ですが、スーパーで購入するホンビノス貝は基本的に砂を含んでいないので砂抜きは不要とのこと。水から上げてからパックにしていますので、塩抜きが済んでいる状態。時短で調理することが出来ます。
でもやっぱりそのまま調理するのに抵抗があるという方は、、次に紹介する方法を試してみてくださいね。
ホンビノス貝の砂抜き、塩抜き方法
潮干狩りで収穫したホンビノス貝の下処理の手順を紹介します。
- 水洗い
- 砂抜き(1時間)
- 塩抜き(3時間)
- 水洗い
1、ホンビノス貝を水洗い
潮干狩りから帰ってきたらホンビノス貝を流水で水洗いしましょう。貝に付いた汚れを落とし、腸炎ビブリオ菌などの雑菌を洗い流し、死んだ貝を見分けるのが目的です。
ホンビノス貝は表面がざらざらしていますので、手を傷つけないように厚手のゴム手袋をして貝同士をこすり合わせるようにゴリゴリと洗いましょう。
雑菌が再び貝に付かないように溜めた水ではなく流水で洗ってくださいね。台所に雑菌が残らないように台所以外の場所で洗うのをオススメします。
2、ホンビノス貝の砂抜き
ホンビノス貝は砂を含んでいないといいますので、時短では砂抜きをしなくてもいいかと思います。でも、砂が入っていると食べた時の歯触りが不快ですよね…。念のため、砂抜きしても良いでしょう。
砂抜きは海水に浸けて1時間放置しましょう。アサリやシジミなどは海水を吐き出して周りがべたべたになってしまいますので、濡れてもいい場所で砂抜きしましょう。
海水が用意できなければ海水と同じ濃度の食塩水で代用しましょう。500mlの水に塩を大さじ1杯でOKです。ペットボトルで作ると楽ですよ。
ホンビノス貝は砂を含んでいないのですが、砂抜きをすると排泄物のようなものが出ます。食べても害になるものではありませんが食べるものがキレイになった感じがしますよね!
3、ホンビノス貝の塩抜き
ホンビノス貝の場合、塩抜きは必須です!塩辛さを抜くために、必ず行いましょう。アサリの場合は塩抜きするとコハク酸を醸成するので、うま味が増すことが分かっていますが、ホンビノス貝ではどうなのが、わかっていないようです。
さて、塩抜きの方法ですが、超簡単!3時間放置するだけです!時短で30分でOKですが、3時間ほど塩抜きするのがオススメ。海水が抜けた分塩辛さがなく、味付けがしやすくなります。
4、最後に再び流水で洗う
塩抜きが済んだホンビノス貝は雑菌の繁殖を避けるために、再び流水でゴリゴリ洗いましょう!これで調理に進むことが出来ます!
食中毒に注意、見分け方を伝授!
流水で洗っている時に、ニオイを確かめることで死んでしまったホンビノス貝を見分けることが出来ます。死んでしまうと雑菌が繁殖して腐敗臭がしますので、気が付きますね。
煮ても口が開かない貝が死んでいる貝だと思っている方は要注意!生きている貝でも蝶番が壊れている可能性があります。そもそも、生きている貝と死んでいる貝を一緒に煮てしまうと雑菌が移ってしまいます。加熱してからでは遅いのです!
ホンビノス貝をたたくと口を閉じます。口が開いたままの貝は死んでいる貝だと認識しましょう。しっかりと見分けて食中毒などに掛からないように注意しましょう!
ホンビノス貝をむき身にしよう!
下処理が済んだホンビノス貝は、酒蒸しやパスタなど貝をそのまま使うことも可能ですが、むき身にすると揚げ物にしたり、炒め物にしたりと料理の幅が広がりますね!しかし、熱で貝の身を取り出してから再び熱すると、熱が入りすぎてしまって身が硬くなって残念…。
むき身のホンビノス貝を使って柔らかいまま食べたいですよね。でも、ホンビノス貝は貝柱が収縮し締め付けが強いため二枚貝の隙間が密で、むき身にするにはなかなか大変なのです。ナイフがほとんど入らない!
貝をトンカチで割って身を取り出すにしても、貝の破片が飛び散ったり取り除ききれなかったりして手間がかかって仕方がありません。
ホンビノス貝をむき身にするには、一度冷凍しましょう。冷凍すると貝の口に隙間が出来ますので、ナイフが入りやすくなります。ホンビノス貝には貝柱が2か所ありますが冷凍すると簡単に外すことが出来ます。
むき身を取り出すときに、ドリップも出ます。このドリップにはうま味成分がたっぷり凝縮されています!捨てずに貝だしとして料理に使ってくださいね。
ホンビノス貝の貝だしのうま味をアップさせるには!
大きい貝なのでうま味がたっぷりの貝だしもたくさん取れるのもホンビノス貝の魅力!うま味がアップする貝だしの取り方にもコツがありました!
貝だしを取るときに、水だけで取るのではなく、ホンビノス貝がかぶるくらいに氷を入れて中火にかけましょう。氷を入れるとホンビノス貝が冷やされて酵素が残ったまま貝だしを取ることが出来ます。
弱火でも中火でも貝だしの美味しさには違いがないそうです。ホンビノス貝は大きいですし、氷と一緒に煮ますので時間がかかります。そのため、貝だしを取るときは中火の方がオススメです。
貝だしのアミノ酸は氷で取った時の方が水で取った時の約3割増しになるということです!ホンビノス貝に限らず、アサリやハマグリでもアミノ酸が3割増しになるそうなので、これは試さないと損ですね!
ホンビノス貝のガツンとした貝だしはとりこになるほど美味しい!貝だしでご飯を炊いたり、お吸い物にしたり、あんかけにしたり、茶わん蒸しにしたり…和洋中どんな料理にもアレンジしたいホンビノス貝!ぜひ試してみてくださいね!
まとめ
- ホンビノス貝はほとんど砂抜きなしで時短だが、排泄物が出るのでキレイになる!
- ホンビノス貝の死んだ貝はたたいて口が閉じないもの!死んだ貝は調理しない!食中毒に注意!
- ホンビノス貝は冷凍すると口に隙間が出来るのでむき身にしやすい!
- ホンビノス貝を氷で中火で貝だし取るとアミノ酸が水で取る時よりも3割増し!
ホンビノス貝の砂抜き、塩抜きして時短で処理して安全に調理しましょう!ホンビノス貝の死んだ貝の見分け方に注意して食中毒にかからない様にしたいものです。身が大きく食べ応えがあり、うま味成分が濃厚なの貝だしも魅力的なホンビノス貝!要注目の食材ですね!