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いりこ、食べ過ぎるとあの症状になりやすい理由とは!意外な栄養素と煮干しとの違いにも言及!

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いりこは食べやすい小魚で、カルシウムが豊富、健康的でおやつにもぴったりですよね!しかし、小さいいりこでも食べ過ぎると、痛すぎるあの症状になってしまうので要注意なんです!いりこの摂取量は1日どのくらいなのか、食べ過ぎると危険な理由に迫りたいと思います!

いりこは実はカルシウムの他にも栄養素が豊富なんです!いりこの知られざる魅力と、同じ魚から加工する煮干しとの違いを調べてみることにしました!

いりこ、じつは食べ過ぎると危険だった!?

いりこ

日本人が常に不足しているのは、カルシウムなんだそうです。日本人のカルシウム不足は深刻で、欧米人の1/21から1/3の摂取量しかないのだそうです。

日本人のカルシウム不足の原因として挙げられるのが、次の通りです。

  • 軟水が多い日本の水。欧米の様にミネラルが少ない。
  • 牛乳や乳製品の摂取量が少ない
  • 日本人本来の食生活が失われ、肉やインスタント食品の摂取量が多くなった。

そのカルシウムを日常的に、手軽に摂取できるとして小魚をおやつやおつまみに加工したものが人気ですね。魚を煮て干した「いりこ」が健康志向の現代で、脚光を浴びています。

いりこを大量に食べ続けてはいけない理由とは

いりこを食べ過ぎるといけない理由を考えてみたところ、塩分の摂りすぎにつながるからなんではないかと思いましたが、実はその他にもたくさんありました!

結論から言うといりこを食べ過ぎると、尿管結石や痛風になりやすいというのです!どうしてなのかというと、いりこに含まれる「プリン体」に原因があるようです!いりこにはプリン体が多く含まれています。プリン体は痛風の原因となっている尿酸の素になっているため、プリン体の摂取を抑えることで痛風の予防になります。

いりこのプリン体の含有量は100g中、約746㎎!実は高プリン体食品なんです!尿酸値の高い方はいりこが体にいいからと、むやみに食べ過ぎてしまうと大変なことになってしまいます…!

いりこはカルシウムが豊富ですが、こちらも過剰摂取は尿管結石や腎結石の原因になってしまいます。そして、最悪の場合は動脈硬化や心筋梗塞にもつながってしまう恐れがあります…!

加えていりこは塩分も多く、「高血圧」「心疾患」「腎疾患」などの生活習慣病をも引き起こしてしまう可能性も低くはありません。妊婦さんや妊娠の準備をされている方にも塩分は控えて欲しいので、いりこの食べ過ぎには注意しましょう。

健康に問題のない方であれば、一日30gほどのいりこが適量なのだそうです。上記のような疾患が気になる方は一日どのくらいのいりこを食べてもいいものなのか、かかりつけの医師に聞いてみるのがいいと思います。いりこにも無添加の国産の商品がありますので、選ぶならこちらがいいでしょう。

いりこ、意外な栄養素と煮干しとの違いにも言及!

いりこ

おいしい出汁を取るために日本では古くから作られて来た、いりこ。素朴な疑問、いりこと煮干しの違いって何でしょうか?実は、簡単に説明できることで、いりこも煮干しも同じ原材料から出来ているのです。

小魚を煮て干したもののことを総じて「煮干し」といいます。煮干しの原料は、主にカタクチイワシが使用されますが、他にウルメイワシ、マイワシ、イカナゴ、サバ、アジ、トビウオなどの魚も煮干しになります。

トビウオのみの煮干しは「アゴ煮干し」、アジのみの煮干しは「アジ煮干し」などと呼ばれています。ちなみにトビウオのことをアゴと呼ぶのは九州の方言が由来。アゴ出汁がメインでブレンドしてある「茅乃舎のだし」、美味しいですよね!大ファンです!

関東や東北などでは「煮干し」と呼ぶのが一般的で馴染みがありませんが、煮干しのことを関西では「いりこ」と呼びます。いりこ出汁で食べる関西のうどんは定番メニューですもんね!

いりこ出汁のうま味成分は「イノシン酸」。魚自体にもうま味成分がありますが、煮干しにすると生干しよりもイノシン酸を11倍も多く含まれているのだとか。干すことで保存食としてだけでも理にかなっているのに、うま味成分までも増すなんて!昔の人の生活の知恵に驚くばかりです。

いりこ

いりこの栄養素は?

いりこの69%はタンパク質。そのほかのん栄養素はカルシウム、鉄、マグネシウム、ミネラル、タウリンなど。あの小さい魚の中に、これだけの栄養素が含まれているのですね!

  • タンパク質…血液や筋肉を作る。
  • カルシウム…歯や骨を丈夫にする、イライラ軽減。
  • 鉄…成長期に必要な栄養素。
  • マグネシウム…カルシウム吸収を促進させる。
  • ミネラル…成長期に必要な栄養素。
  • タウリン…疲労回復、肝機能の修復改善に。
  • DHA…血液をサラサラにする、生活習慣病の予防に役立つ。
  • EPA…悪玉コレステロールや中性脂肪を減少させる。

加えて、いりこの原材料であるカタクチイワシやアジ、サバなどは青魚なのでDHAやEPAも豊富!いりこをそのまま食べたり出汁を取ったり、余すことなく栄養素を頂きましょう!

新鮮ないりこの選び方

そのまま食べられるいりこは、やっぱり新鮮なものがいいですよね!新鮮ないりこは出汁を取った時も生臭くなく、澄んだ美味しい出汁が取れるんです。新鮮ないりこは下記のような特徴のものを参考に選んでくださいね。

  • への字に曲がっている…新鮮な魚は加工するときに背中が曲がります。
  • 目が白い…しっかりとみている為、臭みが取れて長持ちしやすい。
  • 欠けていない…加工する前の鮮度が悪いと、腹や頭が欠けやすい。
  • ツヤがあり、白い…白く光沢のあるいりこは鮮度がよく、近海で獲れたイワシ。青く黒っぽいいりこは遠方のい海でとれたイワシ。オレンジがかったいりこは脂肪が多く、酸化してしまっています。

いりこは天日干ししたものがやっぱりおいしい!製造から時間が経ってしまったいりこは、栄養が低下してしまっている可能性がありますので、そのままで食べないことをおすすめします。

まとめ

  • いりこはカルシウム、タンパク質、ミネラルなどの栄養素が豊富!
  • いりこを食べ過ぎると、高プリン体食品のため、痛風になってしまう危険性が!
  • いりこと煮干しの違いは関西では「いりこ」、関東では「煮干し」。

いりこには魅力的な栄養素が豊富なのですが、食べ過ぎると健康を害してしまったり、病気を引き起こしてしまったりと、何事もやりすぎはダメな様です…。適度に食べることが大事なんですね!

いりこは小魚で作られますので、栄養素も豊富でした!適量を毎日続けられると、健康に良いかと思います。そして、いりこと煮干しの違いは呼び方だけの様でした。そのまま食べられるいりこ。なるべく新鮮でおいしいものを選びたいですね!

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