飛行機での移動の際の機内持ち込みの制限はどうなっているのでしょうか?機内持ち込みができるスプレーの種類などを調べてみました。国内でも海外でも基本的に持ち込みできるものを押さえておきましょう!
機内持ち込みの食べ物とお土産はどうでしょうか?せっかくならルールに従って、没収されないように気分よく旅をしましょう!
機内持ち込み可能なものは?液体やスプレーなど国内ではどうなの?
夏休みに飛行機で旅行や帰省する方が多いと思います。国内の飛行機での移動時間は、長いものでも東京から奄美大島までだと2時間30分ほど。海外旅行に比べると短い時間ですが、荷物の預け方について調べてみました。
飛行機での移動の時の荷物の預け方は2種類あります。スーツケースなど大きな荷物を預ける方法と、機内に手荷物として持ち込む方法です。
旅行などで飛行機を利用するときは、大きい荷物は「搭載可能な荷物の目安」というものがあります。これは荷物の縦・横・高さの合計の長さのことをいいます。だいたいの目安はANAだと203㎝。それ以上大きい荷物については貨物室に余裕があるときに限るのだそうです。大きな荷物にも搭載できない大きさですと、宅配便などを使って自分で手配しなければいけませんのでご注意を。
荷物を預かってもらうには、搭乗する飛行機のカウンターに行き、大きさと重さを量ってもらうことになります。この時も荷物の重さが20㎏以下だと無料ですが、20㎏以上になると「重量超過手荷物料金」が発生してしまいます。ただし、ANAのプレミアム会員ですと40㎏までなら無料になっています。
搭乗前保安検査場では、機内持ち込みの手荷物チェックがあります。機内持ち込みができる荷物について、近年は液体の持ち込みに制限がありますので注意が必要です。機内持ち込みのチェックではじかれてしまったものはどんな場合でも没収です。飲みかけのお茶でも没収されてしまいますよ!
せっかくの旅行気分が台無しになってしまわないように、基本的なことは押さえておきましょう!国内でも海外でも基本的な注意事項が同じですので、覚えておいて損はないと思います。
液体の機内持ち込みOKの基本!
化粧水や虫除けスプレーなどの液体を機内持ち込みしたい場合、上の図のように20㎝×20㎝以下の中身が見える透明のビニール袋に入れて手荷物の中に入れておけばOKです。ただし一人ひとつまで。
このビニール袋に入れていてもNGなものはあります。それは100ml以上の容器に入っているもの。110mlの容器に50mlしか入っていなくても没収される可能性か高いので、容器にも注意しましょう。それから、液体の合計が1Lになってしまうと機内持ち込みはNGです。
具体的に機内に持ち込み出来るのは?
女性の方が何かと持ち物が多いですよね?よく質問されている機内持ち込みの具体例はこちらです。
- ウェットシートやメイク落としシートは?→制限対象外なのでOK
- リップクリーム、口紅は?→固形なのでOK
- リップグロスは?→ジェル状なのでビニール袋にいれてOK
- ガスタイプのヘアスプレーは?→機内持ち込みNG、1容器当たり0.5㎏以下か0.5L以下のものは預け入れ荷物へ。
- ヘアーカーラーは?→機内持ち込みNG、1個に限り安全装置が付いていれば預け入れ荷物へ。予備用カートリッジは預け入れ荷物もNG
- 虫除けスプレー、制汗スプレーは?→ルールに従ってビニール袋にいれてOK
- ドライアイスは?→ひとり当たり2.5㎏のものまで、食品を冷やす目的に限る
- ライターは?→機内持ち込みは基本的に一人につきマッチかライターひとつまでビニール袋へ入れてOK。使い捨てライター、ZIPPOタイプはOK。オイルタンク式ライターはNG、使い捨てライター2つもNGです。ライターの預け入れはNG
- 離乳食、医療品は?→持ち込みOKですが、保安検査時に報告と説明が必要。海外での使用が許可されていない薬もありますので注意。
基本的に高圧ガススプレーは、スーツケースの中に入れていたとしても持ち込み出来ません。危険物とみなされるからです。
ライターの持ち込みに関しても規制が厳しいです。国内ではOKでも中国やインド発の便では火に関するライター、マッチは持ち込みも預け入れもNGです。
こういったものは機内での使用は諦めて、旅行先で調達するのが賢明ですね。
出国手続きした後に、買い物したらどうなるの?
スーツケースも預けて、搭乗前保安検査場でのチェックも済み、あとは機内に乗り込むだけですね!搭乗するまでの間、免税店や飲食店で購入したものは全て機内持ち込みOKです!国内でも海外でも!
機内に持ち込みしてもOKなものしか販売していませんので、安心して購入して大丈夫です。搭乗前保安検査場の後の、免税店も含め搭乗ゲートまでの場所は「クリーンエリア」と呼ばれています。機内と同じ安全が保たれているというエリアですので、クリーンエリアで購入したものは機内持ち込みが出来るということです。
機内持ち込みの食べ物とお土産の制限は?
機内に限らず、持ち込み不可とされるのは液体とみなされるものです。液体とみなされるのは、容器に入っていないと形が保てないもの。ゼリー状、ジェル状、クリーム状は液体になりますね。
お土産の食べ物だとしてもヨーグルト、カレー、プリンなども液体ですので制限がありますので注意。小分けにして預け入れはOKですよ。ニオイや液体が漏れないようにしっかりと密封しましょう。
病原菌が持ち込まれる恐れのある植物や果物、植物の種は基本的に持ち込むことが出来ません。預け入れでもNGですので注意。機内持ち込みするものは、クリーンエリアの中で購入した食べ物やお土産だけにしましょう。
例えお土産だとしても旅行日数に対して持ち込む量が多すぎたり、お土産と思われない場合は持ち物検査されてしまいます。お酒とたばこにも一人当たりの持ち込める量が決められていますので、事前に旅行先でも確認しておきましょう。お酒とたばこも機内持ち込みは免税店で購入したものだけにすると安心ですね。
どうしても持ち帰りたい場合は、スーツケース2個にしたり、段ボール箱1個分など工夫しましょう。爆買いのように見えてしまうのでちょっと恥ずかしいですが…スーツケース2個なら持ち歩けますしね。
段ボール箱はかなり丈夫な素材のものにしないと、機内の倉庫室でつぶれてしまう恐れがあります。心配だったらキャリーに段ボール箱をくくり付けることをおすすめします。ただし、航空会社に止められてしまったり、キャリーを外すように指摘されるかも知れません。航空会社に問い合わせるようにしましょう。
持ち込んではいけないものは空港内にも案内されていて、目に入ることが多いと思います。常識をわきまえて楽しい旅にしましょう!
まとめ
- 液体の機内持ち込みの基本は100ml以下の容器で20㎝×20㎝のビニール袋に入れておくこと!国内も!
- 高圧ガススプレーは預け入れも持ち込みもNG!
- ライターの制限は厳しいので、現地で調達しよう。
- 機内持ち込みの食べ物とお土産はクリーンエリアで購入したものなら安心!
楽しい旅になりますように、お役に立てたら嬉しいです!