もはや定番メニューのカレー!暑くても寒い時期にも食べたくなるスパイスの香り…想像するだけですぐに食べたくなります。
たくさんの野菜もたんぱく質の肉も食べられるし、アレンジもしやすく、大人も子供も大好きなカレーですが、家庭で作ると食べきれずに余らせてしまうことはありませんか?
それにカレーは2日目が美味しいとか、日持ちするとか聞いたことはありませんか?実はこれは大間違い!鍋に入れたままにすると雑菌が増えてしまう原因に!今回はカレーの適切な保存の仕方や冷凍保存する時の具材をどうすると食べるときに美味しく出来るかをお伝えしたいと思います!
今、スパイスカレーも人気再燃していますよね!おうち時間が増えたこともあり、手の込んだ料理を作りたくなるのかも知れません。手が込んでいるとはいえ、スパイスは3種類だけで出来るんです!スパイスカレーに使うスパイスの種類を一覧でご紹介!
カレーは冷凍保存するのがイチバン!具材はどうする?

どこの家庭でも定番の料理がある様に、カレーもまた然りなのではないでしょうか。家庭で作るカレーは具材を大きく出来ますし、好きなアレンジが出来るところも魅力的!私の実家では、シーフードで出汁を効かせたカレーが定番でした!
実家では人数が多いのでカレーをその日のうちに食べきってしまうことが多かったのですが、一人暮らしの方や、2人や3人暮らしの方にとってカレーを余らせてしまうことは多々あると思います。
カレーは実はとても傷みやすい料理。冷えていくと同時に雑菌が増えて、腐りやすくなっていくんです。菌の中でもウェルシュ菌という菌が繁殖しやすいのです。ウェルシュ菌は食中毒を引き起こす原因になる菌。熱に強いという特徴があり、繁殖すると加熱しても死滅しないんです。それに、カレーのように冷めにくくて空気が入りにくい環境を好みます。
ちょっとショックですよね…だって、二日目のカレーの方がまろやかな気がして、具材にもカレーの味が染みている気がして、何となく美味しいと感じますもんね。
ウェルシュ菌を繁殖させないためには、常温で保存しないこと!冬場でも常温での保存期間は1日~1日半、夏場は半日放置しておくだけでウェルシュきんが増殖してしまう可能性があります。
そういう理由から、カレーは常温保存が向かないので、食べきれなかったら粗熱が取れたら冷蔵保存、長期保存なら冷凍保存がオススメなんです。
カレーを冷蔵保存する
カレーは粗熱を取ってタッパーなどの容器に入れて冷蔵保存しましょう。粗熱を取っている間もどんどん菌が増殖中!保冷剤や水などに鍋を浸けて、積極的に冷やしましょう!
タッパーにカレーのニオイが付いてしまうのが気になるのであれば、ラップを敷いてからカレーを入れると軽減できます。ガラスの保存容器もありますので、こちらの方がカレーのニオイが付きません。カレーの量は容器のふたに付かない様に8割くらいに少なめに。
カレーを冷蔵保存するなら2~3日を目安に食べ切りましょう。
カレーを冷凍保存する
カレーは冷凍保存すると約1か月は持ちます。すぐに食べきれない時は冷凍保存がオススメです。しかし、カレーの具材として定番のジャガイモやニンジンは実は冷凍保存に向かない野菜。解凍して食べるときにパサパサしたり、水っぽかったりして美味しくないんです。
ホクホクが魅力のジャガイモやニンジンですが、冷凍保存するときは取り除くか、つぶしてペースト状にしてしまいましょう。具材が小さかったりペースト状であれば、解凍しても美味しく頂くことが出来ます。
タッパーなどの容器に入れて冷凍保存するときは、冷凍に向いている容器かチェックしてくださいね。冷凍保存したカレーを解凍する時は、湯せんに浸けたり電子レンジで温め直しましょう。冷凍にも電子レンジにも対応している容器なら便利ですね!
カレーを手作りするスパイスは3種類でOK!おすすめスパイス一覧!
スパイスカレーを好みの味に手作りするのが人気ですよね!カレーはスパイスによってアレンジできるのも魅力的!私は辛すぎないエビを使ったカレーが好き!
スパイスを選ぶとなると、何種類も使わなきゃならないだろうし、むしろ面倒なのではないかと思われがち!しかし、3種類もあればスパイスカレーが出来るんです!しかも面倒かもと敬遠してしまうスパイスカレーの調理方法は炒めて煮込むだけ!
何となくスパイスカレーが作れるような気がしてきませんか?ではでは、おすすめのスパイスと調理の仕方を紹介しましょう!
これだけで本格的なスパイスでカレーが作れる!

- ターメリック:ウコンをパウダーにしたもの。カレーらしい色や香りはターメリックによるもの。
- クミンパウダー:クミンをパウダーにしたもの。存在感のあるスパイス。単体でもカレーの風味を感じます。
- コリアンダー:パクチーの種をパウダーにしたもの。柑橘系のような爽やかな香りと苦みが特徴。スパイス同士の風味を調和させてくれます。とろみも付きます。
基本のスパイスチキンカレー!2人分のレシピ
材料…玉ねぎ1個、トマト1個(またはトマト缶半分)、鶏肉200g、水100g、ヨーグルト100g、にんにく1かけ、ショウガ1かけ、塩小さじ1、ターメリック小さじ1、クミンパウダー小さじ1、コリアンダー小さじ1、サラダ油適量
- サラダ油を引いたフライパンにみじん切りした玉ねぎ、にんにく、ショウガをあめ色になるまで炒める。サラダ油を多めにして揚げ炒めてもOK。
- 1にトマトを入れて潰しながらペースト状にする。
- 弱火にして、ターメリック、クミンパウダー、コリアンダーを入れて良く混ぜて1分ほど炒める。
- 水と鶏肉を入れて中火にして煮込む。
- ヨーグルトを追加して沸騰するまで煮込む。沸騰したら弱火にして10分。塩で味を調えて出来上がり。
スパイスカレーを辛くしたいときはこの2種類のスパイスを!
基本のスパイスチキンカレーは辛いスパイスが入っていませんので子供や辛いものが苦手な方にも食べていただけます。辛いスパイスを使うなら以下の2種類!
- チリペッパー:唐辛子をパウダーにしたもの。アミノ酸が豊富なのでうま味もプラスしてくれます。
- ブラックペッパー:黒胡椒をパウダーにしたもの。刺激的でピリッとした辛さ。
辛さはスパイスを調節しながら入れましょう。少量でもスパイスが効いたカレーが楽しめます。入れすぎには注意が必要!
スパイスカレーに入れてみたい!スパイス一覧!

基本のスパイスの3種類に加え、スパイスを加えたり配合を変えたりしてオリジナルで好みのスパイスカレーを楽しむのもいいですね!スパイスカレーに試してみたいスパイスを紹介します。
- シナモン:エキゾチックな甘い香りが特徴。アップルパイなどの洋菓子にも使われます。カレーに入れると甘く、コクのある味わいに。
- クローブ:丁子のこと。強くて甘い香りが刺激的。肉を使ったカレーと相性がいいです。奥行きのある風味に仕上がります。
- ナツメグ:スパイシーな香りの中に甘みを感じるスパイス。肉の臭みを消す効果があるので、香り付に使われることが多いです。
- ローレル:乾燥したままのローレルの葉を煮込むことでカレーに爽やかさを加えます。肉や魚の臭みを消してくれるハーブ。
- カイエンペッパー:唐辛子の種類。強い辛味とパプリカのような風味。
- オールスパイス:ナツメグ+シナモン+クローブなどを掛け合わせたような香りのスパイス。どんな食材にも相性がいいのが特徴。
- ガラムマサラ:インドを代表するミックススパイス。インドでは各家庭ごとで配合が違うそう。主な組み合わせはクミン、コリアンダー、カルダモン、シナモン、レッドペッパー、ターメリックの6種類。カレーの仕上げに加えると、一気にスパイシーな風味に!
だんだんカレーの口になってきました…今夜はカレーですね!スパイスカレーはメインになる具材に合わせてスパイスを変えてみても楽しそう!スパイスカレービキナーは、まず3種類の基本となるスパイスから始めてみましょう!
まとめ
- カレーは常温だとウェルシュきんが増殖!すぐに冷凍保存か冷凍保存しよう!
- カレーの具材で冷凍保存に向かないジャガイモやニンジンは取り除くかペーストに!
- カレーのスパイスは3種類が基本!カレーに入れたいスパイスを一覧で紹介!
カレーは家庭によって違いがあり、こだわりも出せて楽しいですよね!冷凍保存には向かない具材は作った当日に食べて、カレーはアレンジして食べたいです!
スパイスカレーの作り方を紹介しましたが、たった3種類のスパイスで本格的なカレーが出来ます!スパイスの一覧を参考にして、好みのスパイスカレーを楽しんでみてくださいね!