「歯が痛いけど虫歯かな?」歯が痛い時は単純にそう思うことがありますよね。しかし、歯が痛かったりしみたりするのは必ずしも虫歯が原因とはいえない時があります。
実は、「知覚過敏」が原因で激痛が続いてしまう場合もあるんです!私が体験した「知覚過敏」の辛さをレポートしたいと思います!知覚過敏で悩んでいる方に、治療に役立つ情報かも知れません!参考にしてほしいと思います。
知覚過敏の激痛ってどんなもの?激痛が続いて辛すぎた体験とは!
歯が痛いって…辛いですよね。歯が痛い時のあの地味にじわじわくる痛み、集中力も削がれるもどかしさ…、この辛さから逃れられるものならいっそのこと歯を抜いてしまいたいとも、極端なことを考えてしまいます。
私が経験した歯の痛み、虫歯ではなく「知覚過敏」と呼ばれるものだったのです!原因がわからなかったあの痛みの正体、治療方法も説明してもらいスッキリ。この際、レポートしたいと思います!同じ悩みの方の参考になれば幸いです!
「知覚過敏」って何?
知覚過敏…よくテレビCMで見られますが、そもそも知覚過敏ってどんな症状なのでしょうか?
私の体験した知覚過敏は、実は2種類あったんです。一つ目は歯を磨くときの癖による知覚過敏。もう一つは歯を治療した時に生じた微妙な噛み合わせのズレによる知覚過敏。これが激痛だったんです!
それぞれの痛みの原因となった経過と私が経験した治療方法を書きたいと思います。
歯磨きの癖による知覚過敏とは?
歯磨きは1日に2~3回、朝起きた時や食後に歯磨きすることが多いのではないでしょうか?私が経験した最初の知覚過敏は、いつも同じ歯から磨き続けたことが原因でした。
同じ歯、同じ方向から歯磨きをするというルーティンから生じてしまった知覚過敏。歯の表面のエナメル質がはがれてしまい、象牙質が露出してしまったために冷たいものがしみたんですね…。
歯の内側の象牙質は、エナメル質よりも柔らかく傷つきやすいので歯の神経に刺激が伝わりやすいのだそうです。
私の場合は右下の表側がしみる結果に…きれいな歯の色だし、黒ずんでないし、虫歯ではないなと思っていましたが、結局は歯医者に行くことを決意。
どんな治療になるのだろうと覚悟していたのですが…象牙質が露出している部分にコーティング剤を塗るだけで終わりました。コーティング剤は紫外線で固まるレジンようなものだったと思います。
エナメル質の代わりになるものでコーティングし、自然とエナメル質が修復されるのを待つという治療でした。こんな簡単な治療でいいの?と一抹の不安が…1か月経った頃だったと思います、コーティング剤がペロッとはがれたのは…!
しかし、そのころはエナメル質が修復されていたのでしょう、知覚過敏のしみる症状はなくなっていました!歯磨きもいろいろな場所からまんべんなく磨く様になり、エナメル質を削りにくいジェル状の歯磨き剤を使い、知覚過敏とは無縁の時を過ごしました。知覚過敏の不快さから逃れられました!なんて快適!
再びの知覚過敏!しかも激痛!それが続く!
それは突然でした、銀歯がぽろっと取れたのは…。銀歯が取れるということは、虫歯確定です(泣)歯と銀歯の間に空間ができるので、銀歯が取れるのです。つまり虫歯(泣)
歯に穴が開いてしまっているのですから、有無を言わさず歯医者へ…毎度のことながら歯医者は不安。しっかりと虫歯の部分を削ってもらい、銀歯にするかセラミックにするかを選択してね、と歯医者さん。
銀歯は型を取って、完治まで数日かかるということ、セラミックなら半永久的に持つし、当日の治療だけで完了。しかしセラミックは高額ですよ、と。
当時、私は笑顔で写真を撮ると銀歯が光って気になるという、コンプレックスが…。歯の治療は自分への投資だと、思い切ってセラミックにしました。
でもちょっと問題が…歯がしみるんですよね、銀歯だったころから。虫歯だから銀歯が取れたので、セラミックにしたらしみるのも治まるかなと…しかし歯がしみるんですよね。
今回の歯がしみるのはエナメル質がはがれたことではないと思っていたので、まだ虫歯が治療しきれていないのかと疑っていました。
しかし、今回は激痛!冷たいものも熱いものもしみるんです!ラーメン食べてもしみるんです、おかしくないですか!?イライラして食事するのなんて嫌ですよね。
歯が痛いことを周りに言うと、「熱いものにも歯がしみるのは知覚過敏の最高にヤバい段階だよ!」と言われ、私は藁にもすがる思いでシュミテクトを使うことに。
シュミテクト、結果的には良かったです。シュミテクトを使い続けて1か月経った頃、知覚過敏の痛みが治まりました。油断した私は、しみてた歯の方でもご飯を食べられる喜びを感じていました。
しかしです!セラミックで治療した歯で硬いものを食べたとき激痛が走り、治まってもまた激痛、それを繰り返してしまいましたので、ついに知覚過敏も最終段階になっていたのです!!
夜も眠れないくらいに治療した歯のすぐ上の歯も激痛、首筋から頬を通って片頭痛も起きている始末。…歯医者行かなきゃなのかなぁ…と考えていたのですが、年末に差し掛かり時間が取れない状態に。
さらに不幸なことに、セラミックを施してもらった歯医者さんが廃業寸前だということが発覚!仕方なく評判がいいと聞いた近所の歯医者さんに切り替えることにしました。
初めて行く歯医者さん…緊張しますよね…でもこうするしかないんです。ドキドキしながら症状を伝えると…やっぱり知覚過敏だというのです!しかもかなり進行しているという…でしょうね!!
レントゲン写真を1枚撮り、先生に丁寧に知覚過敏の症状の原因と治療計画を教えていただきました。優しい先生で良かったです、本当に!
噛み合わせが原因による知覚過敏の治療とは!
私の場合は、銀歯のころから噛み合わせが微妙にずれていて、上下の歯に負担がかかりすぎていたことが主な原因でした。銀歯からセラミックに変えたときも、噛み合わせを同じにしたためにかかる負担は変わらなかったということでした。加えて就寝中に歯ぎしりもしているかもねと…。
今回の知覚過敏の治療としては、噛み合わせを変えるためにセラミック部分を削り、2週間ほど様子を見てからマウスピースも作り、歯に一点集中していた負担を減らすというもの。
この治療でも知覚過敏が治らないのであれば、神経を殺してしまうしかないと…最終手段として、ですが。セラミックではなく、プラスチックの非常に硬い素材になるそう。これは保険が効くというので願ったり叶ったりです。
噛み合わせの悪いセラミック部分を削る作業…エアーを使い、水も使うのでしみ剤を塗っていたとしてもしみるのなんの!地味に激痛を伴う拷問とも思える治療でした。これで知覚過敏の痛みが治まって、平穏な生活に戻れるはずです!
まとめ
- 知覚過敏の主な原因は歯の内側の象牙質が柔らかいために神経に痛みを伝えやすいから!
- 噛み合わせが原因で歯に負担がかかりすぎ、知覚過敏の激痛が!
- 知覚過敏の治療はエナメル質を修復すること、歯に掛かる負担を減らし、神経を圧迫しない噛み合わせにすること!
今回の治療で辛すぎる知覚過敏を忘れることが出来たらなと思っています!知覚過敏で眠れないくらいの激痛を感じたときは、湿布を首筋に貼っていました。痛みが少し和らぎますし、熱を持っていたところが落ち着きます。でもこの湿布策は、どうにもこうにもできない時の自己流の対策でしたので、かかりつけの医師に相談することをおすすめします。
もし、同じ知覚過敏で悩んでいる方の参考になればと思い、レポートさせていただきました!私の治療は途中段階ですので、治療計画に変更があれば、また報告したいと思います!…その時は知覚過敏の最終手段である、神経を取り除く治療になるかと思いますが…出来れば避けたいものですね…。