初夏に旬を迎えるとうもろこし。甘くておいしいとうもろこしの栄養が知りたいところ。実はとうもろこしは身の甘い部分のみならず、厄介なヒゲや食べ残しがちな胚芽にも豊富に栄養がある事がわかりました!子供にも人気な野菜のとうもろこし、おやつにもオススメな理由をお伝えします。
とうもろこしはたっぷりのお湯で塩ゆでするのが基本ですね。実はとうもろこしはレンジでも調理が出来ます。レンジで丸ごと2本のとうもろこしを調理するコツをお知らせします。
とうもろこしの栄養が知りたい!子供のおやつにも嬉しい!
とうもろこし、美味しいですよね!茹でたてのとうもろこしにかぶりつくと、農家の実家を思い出します。夏になると収穫できるとうもろこし。甘くて食べ応えがあるので、私が子供の頃は毎日のようにおやつとして食べていました。
何気なく食べているとうもろこしの栄養が気になりますので、調べてみました。とうもろこしの意外なところに栄養があったのでお伝えしますね!
とうもろこしの栄養
とうもろこし(可食部分100gあたり)
- エネルギー…92kcal
- 水分…77.1g
- たんぱく質…3.6g
- 脂質…1.7g
- 炭水化物…16.8g
- カリウム…290㎎
- カルシウム…3㎎
- マグネシウム…37㎎
- リン…100㎎
- 鉄…0.8㎎
- 亜鉛…1.0㎎
- ビタミンB1…0.15㎎
- ビタミンB2…0.10㎎
- ビタミンC…8㎎
- 食物繊維…3.0g
とうもろこしの品種で流通しているのは「ハニーバンタム」というスイートコーンの代表品種。黄色い粒が輝いている為、ゴールドコーンとも呼ばれています。
とうもろこしの主成分は糖質とたんぱく質。野菜の中では高カロリー度と言えますね。不溶性食物繊維のセルロースが豊富なので腸をキレイにしてくれる作用があります。
とうもろこしの実の部分は甘くて食べやすいですが、栄養が詰まっているのは実は胚芽の部分!とうもろこしの胚芽の部分にはリノール酸、ビタミンE、ビタミンB1、ビタミンB2、カリウム、亜鉛、鉄などの栄養が!
とうもろこしの栄養を十分に頂くには、粒の一つ一つを外して栄養の詰まっている胚芽の部分も食べるといいですね。
自然な甘さのとうもろこしは子供のおやつにもぴったり!子供の成長に欠かせない栄養価の高さと食物繊維が豊富なとうもろこしは、子供の便秘解消にも期待できそうですよね。とうもろこしをどうやったらキレイに食べられるか子供と一緒に考えるのも楽しいですね。
実はとうもろこしは収穫後、24時間を過ぎると栄養価が半減してしまい、味も落ちてしまうのだそう!スーパーや直売所でとうもろこしを購入するときは収穫日をチェック!購入したその日に調理してしまいましょう。
とうもろこしのヒゲにも意外な効能が!
収穫するときに目安となるのがとうもろこしのヒゲの濃さ。とうもろこしのヒゲがこげ茶になったころが収穫時です。このとうもろこしのヒゲは漢方では「南蛮毛(なんばんもう)」といい、利尿作用や血圧降下作用が期待されています。
韓国でもとうもろこしのヒゲ茶が飲まれていますよね。ほのかにとうもろこしの風味が感じられて美味しいです。とうもろこしのヒゲ茶は辛い韓国料理とも相性が良くて私も大好きです。
とうもろこしのヒゲの黄緑色の新鮮な部分は春雨のようにスープにして頂いても美味しいです。旬の時にしか食べられないとうもろこしのヒゲのスープ、中華風にするのがオススメです。
とうもろこしの簡単な調理法!レンジで皮ごと2本がベスト!
とうもろこしは皮に包まれたまま出回っていることが多いと思いますが、茹でるときは皮を1~2枚残して5分塩茹でし、そのまま10分ほど放置すると塩が浸みて美味しく食べられます。
皮を残したままだとジューシーな茹で上がりになるのと、落し蓋と同じ効果があるので塩が浸みこみやすいんですね。とうもろこしを塩茹でする時は是非試してみてください。私は1リットルに塩大さじ2杯入れます。塩加減はお好みですが、私は塩が多めが好きみたいです。
とうもろこしはレンジでも!
とうもろこしの調理にお湯を使いたくない時はレンジがオススメです。皮を1~2枚付けたまま水を適当にかけて湿らせた状態のままラップに包んでレンジで5分。皮ごと2本をレンジで調理する時は10分が目安です。
とうもろこしの皮がなくても同じようにレンジで調理できます。とうもろこしは適当に調理しても美味しいんですね!レンジで調理すると余分な栄養がゆで汁に移らないこと、ジューシーに出来上がる事、水っぽくならないことなどの利点がたくさん!
とうもろこしに塩味を付けたいときは、塩水に浸けておきましょう。とうもろこしがレンジで蒸しあがったら薄皮とヒゲを取って、熱いまま塩水に浸けます。塩水の作り方は200gの水に塩小さじ1杯。ほんのりとした塩味が好みなら3~4分、しっかりと塩味を感じたいなら15分が目安です。
とうもろこしが大量に収穫出来たら冷凍保存が便利!
とうもろこしは収穫して24時間以内が新鮮!新鮮なうちに調理して冷凍保存してしまいましょう!調理したとうもろこしは芯から実を外します。包丁などで実を削って外したり、一粒一粒外したり。実を外したら冷凍用のパックに詰めて冷凍しましょう。
冷凍保存の期間は1か月を目安に使い切ってください。冷凍のまま調理できるので便利!とうもろこしを旬のうちに消費出来ない時は、冷凍保存を試してみてくださいね!
まとめ
- とうもろこしの栄養は胚芽やヒゲにも豊富!
- とうもろこしの栄養は子供の成長や便秘解消にもぴったり!
- とうもろこしはレンジで皮ごと2本なら10分!
- とうもろこしが大量に消費出来ない時は冷凍保存しよう!
とうもろこしは茹でたてを食べるのが一番!茹でるとすぐに食べてしまいます。栄養が胚芽にあるので、ゆっくり噛んで食べるのがいいですね。とうもろこしのヒゲ茶にも利尿作用があるので夏にはぴったりですね。
レンジで手軽に調理できるのもとうもろこしのいいところ!レンジで皮ごと2本までなら他事をしながら出来るので便利!今年の夏もとうもろこしをたくさん食べることになりそうです。
最後までお読みくださり、ありがとうございました。お役に立てたら幸いです。