最近、魅力が再認識されているほうじ茶。実は緑茶を焙じて(炒って)いるものをほうじ茶と呼んでいます。ほうじ茶にもカテキン含有量がありましたのでお伝えします。
ほうじ茶に限らず、お茶には利尿作用があります。ほうじ茶にはどんな効能があるのか、緑茶とはどんな違いがあるのかも調べてみました。
ほうじ茶にはカテキン含有量がある?
香ばしくてクセがなく手軽に飲める「ほうじ茶」。最近ではほうじ茶を使ったスイーツも人気ですよね!今回は、和菓子にも洋菓子にも、食事にもぴったりなほうじ茶の魅力について!
今も昔も日本人に親しまれ、飲まれ続けているほうじ茶。茶色のほうじ茶は実は緑茶と同じものを炒って作られたお茶です。
私もお茶屋さんの前を通ると香ばしい香りに「ああ、いい匂い~」と、リラックスすることがあります。あの香りの正体はほうじ茶を炒っているときの香り。
「焙じ茶」と書くほうじ茶。私も煎茶や緑茶がちょっと古くなったら、フライパンで炒ってほうじ茶にして飲むことがありますが、あの香ばしい香りはクセになるほど好きなんです。
ほうじ茶は緑茶の時とは違い、炒ることによってタンニンが無くなり苦みや渋味がなく、飲みやすくなります。お子さんや体調の良くない時に飲むお茶としておすすめです。
ほうじ茶のカテキンは?
気になるのは、ほうじ茶のカテキン含有量について。緑茶を炒るのでカテキンはなくなってしまうかというとそうではなく、カテキン含有量は緑茶の時と同じと思っていてもいいでしょう。
カテキンは脂肪分解を助けるので、ダイエットには最適なんです。脂肪が付きにくくなることが嬉しいですよね!
カテキンは強力な殺菌作用もありますので、口臭を抑えるのにも効果があることも分かっています。口臭は口の中の細菌が増殖している証拠。カテキンで殺菌して口臭エチケットになります。
カテキン含有量が緑茶と同じですので、苦みが苦手な方にもほうじ茶はおすすめですね!
ほうじ茶の知られざる効能と利尿作用って?
カテキン含有量が緑茶と同じほうじ茶。ほうじ茶には独特な香ばしさと甘いような香りがありますが、この香りの成分が「ピラジン」というもの。
この「ピラジン」は、血の巡りを良くししてくれるとか。血管の中に血栓ができるのを防いでくれるといいます。ほうじ茶の香りがリラックスできるのも、ピラジンが気分を落ち着かせてくれる効果があるからだそう。
ピラジンは血の巡りを良くしますので、冷え症にも効果的。ほうじ茶をホットで飲む方がよいでしょう。ほうじ茶は100℃くらいの沸騰した熱いお湯で淹れるのが一番おいしく頂けるそうです。
ほうじ茶のカフェインは?
ほうじ茶と緑茶の茶葉は同じお茶の木から作られますが、抹茶の茶葉が新芽なのに対し、ほうじ茶の茶葉はちょっと成長した茶葉から作られます。
ほうじ茶のカフェインは大体煎茶と同じくらいです。ほうじ茶はカフェインレスではないので、カフェインを控えたい方には注意が必要です。
普段飲むことの多いお茶に含まれているカフェインは以下の通りです。お茶100ml当たりのカフェイン含有量です。
- 抹茶…64㎎
- コーヒー…60㎎
- 紅茶…30㎎
- 煎茶…20㎎
- ほうじ茶…20㎎
ほうじ茶は高温で炒られるので、カフェインは減少しているそう。抹茶は茶葉そのままを頂くので、カフェイン含有量が高いですね。
カフェインは眠気を抑え、作業効率を上げるのに効果的です。とはいえ、カフェインを取りすぎてしまうと、中毒性があるもの。
カフェインを多く摂取したくない子供や妊婦さんは、1日におよそ100㎎のカフェインを取って問題がないといわれています。ほうじ茶でしたら1日に2~3杯までなら安心して飲んでもいい量だといえるでしょう。
カフェインは利尿作用にも効果的です。利尿作用は体内の余分な水分を排出したり、むくみの改善にも期待できます。適度にほうじ茶を飲んで、健康維持に心がけたいですね!
まとめ
- ほうじ茶は緑茶を炒ったお茶のこと!
- ほうじ茶のカテキン含有量は緑茶と同じくらい!
- ほうじ茶にはカフェインも煎茶と同じくらい含まれている!
何気なく飲んでいると気が付きませんが、人気のほうじ茶には人気がある分だけの秘密がありました。日本人になじみがあり、どんな料理にも合うほうじ茶。ホットでもアイスでも美味しく飲みやすいほうじ茶。ただし、カフェインが含まれているので、ほうじ茶の飲み過ぎには注意してくださいね!