夏は嫌な虫が増えますよね!虫がストレスです!虫除けに最強な部屋作りをするために、有効成分や注目されている成分、生活の知恵も紹介します。
なるべく自然のもので虫除けしたい方も多いはず!アロマテレピーで出来る虫除けに効果的な無印のエッセンシャルオイルの紹介もします!
虫除けに最強な部屋作りをしよう!
夏になると蚊やコバエが嫌ですよね。ベランダや外にいるならまだしも、虫が部屋の中に入って来ないように対策を練りましょう!虫除けに効果的で快適な部屋作りをしましょう!
スプレータイプのものが一般的に手に入りやすいですが、中には子供には使わない方がいい商品もあります。虫除けに最強な成分も紹介します。植物の力に頼って昔ながらの知恵から虫除けする方法も紹介します。
虫除けに有効な成分が入っているかチェック!
虫除けのスプレーを成分別に分けると、3タイプあります。「ディートタイプ」「アロマタイプ」「イカリジンタイプ」の特徴別に使い分けるといいでしょう。
「ディートタイプ」
「ディート」というのは化学物質のことです。「エチルドルアミド」とも言います。この化学物質は、第二次世界大戦後に流行したマラリア感染の予防のためにアメリカ軍によって開発されたものです。虫除けの効果が高いので、一般家庭用にも普及していますが、危険性が取り上げられるようになりました。
ディート濃度が12%のものは医薬品、12%以下のものは医薬部外品に分類されています。濃度が高いものは虫除けの効果の持続する時間が長いということです。アウトドアなど、野外では最強ですね。部屋で使用するには、濃度の低いものでも十分です。
一般的には体への毒性は低いとされていますが、まれに影響があるとされています。使用には十分な注意が必要です。6か月未満の乳児には使用しない、6か月以上2歳未満の子供には1日1回、2歳以上12歳未満には1日1~3回にとどめておきましょう。
ディートには合成繊維やプラスチックを痛めてしまう性質もあるようです。さすが最強成分です…。衣類の生地を避けて、肌以外に液体がかからないようにした方が良さそうです。
「アロマタイプ」
虫が嫌う植物の香り成分をもとにしたアロマスプレーなど、肌に優しいものが多いです。虫除け目的にも、癒し目的にも効果的。赤ちゃんや小さい子供がいる部屋にはアロマの芳香浴が安心ですね。
アロマスプレーは3つの材料で手作りできますので、後ほど紹介しますね。
「イカリジンタイプ」
イカリジンはドイツで発明された化学物質です。ディートと同じように虫除けスプレーに使われています。イカリジンは1986年に開発されて、広く使用されていました。
日本では2016年に認可されました。ディートタイプよりも安全性が高く、虫除け効果も変わらないので、注目されている成分です。安全面からみて虫除けに最強な成分ですね。
ピレトリンってなに?天然と合成の毒性は?
ピレトリンは除虫菊の成分です。殺虫効果があります。このピレトリンを合成したものが合成ピレスロイドというものです。効果は変わらないものですが、ピレトリンは天然成分ですね。
この成分は、製品でいうと「蚊取り線香類」「ベープマット類」「ゴキジェット類」「蚊がいなくなるスプレー類」などたくさん。これらのほとんどに合成ピレスロイドや除虫菊由来の天然ピレトリンが入っています。
人間には毒性がほとんどなく、昆虫には毒性が高いのだそうです。火を使う蚊取り線香類は就寝中には危ないのでコンセントに挿すだけのタイプが使いやすいですね。即効性がありますので、蚊や昆虫を部屋で見つけたらスプレータイプで撃退しましょう!
謎の「お米から出てくる虫」対策!
米びつの中から出てくる小さい虫…。ショックですよね。穀物ですからお米にも虫がわいてもおかしくありませんが、気分の良いものではないですよね。
お米からわいてくる虫で多いのは、ノシメマダラメイガやコクゾウムシ。玄米からはノシメマダラメイガが、精米済みのお米からはコクゾウムシがわきやすい様です。
約1か月で食べきれる量を購入するのが一番ですが、大量に買っておいた方がお得ですよね。虫の活発になる気温は15時度以上。4~9月は特に注意が必要です。お米を保管するときはペットボトルなどに移し替えて密封した状態で冷蔵庫へ入れましょう。
米びつのお米の虫除けとして効果的なのが、唐辛子やニンニク。唐辛子はお茶パックなどにいれて、米びつの中へ。1種類では効かない虫のいるようですから、2種類を同時に入れた方がいいかも知れません。
スーパーや薬局でも売っている「米びつ先生」は手軽に虫除けが出来るので人気のようです。「米びつ先生」にはニンニク、カルダモン、唐辛子、ナツメグなどのスパイスが入っています。お米にニオイが付かないので安心ですね。
お米から虫がわいてしまっても、基本的には害はありませんので、普通に炊いて食べることが出来ます。しかし、いやですよね…。お米に虫がわいてしまったら、虫を洗い流して虫食った米は軽くなって浮いてきますので取り除いたほうが食べた時の食感は変わらないそうです。お米を洗った後は天日干しをして保存しましょう。
アロマでも出来る虫除け!無印のエッセンシャルオイルの紹介!
植物の香りには「忌避効果」と呼ばれるものがあります。「忌避効果」とは、簡単に言うと虫除け効果のこと。植物に害の及ぼす虫を遠ざけるために、虫に嫌われる香りを出すわけです。植物の自然な力をもらって、夏の虫除け対策に役立ててみましょう。
そもそもアロマってなに?
アロマとは、香りのこと。アロマテラピーでは植物から得られる、エッセンシャルオイルを使用します。エッセンシャルオイルは、精油とも言います。「油」が付きますが、植物油ではありません。植物の化学成分が数十~数百種類も含まれていて、香りの成分が濃縮されたものです。油とは違い、蓋を開けたままにしていると、エッセンシャルオイルは揮発してしまいます。
100均などで売られている「アロマオイル」は合成物質の香りの成分が植物油に配合されている可能性がありますので、アロマテラピー向きとは言えません。エッセンシャルオイルはアロマテラピーの専門店で購入する方が安心です。
虫が嫌いな香りはコレ!
虫除けに効果的な香りの成分は「シトロネラ-ル」や「シトロネロール」だと言われています。レモングラスに多く含まれています。ゼラニウム、レモンユーカリにも。
無印良品で買えるエッセンシャルオイル活用しよう!
無印良品では香りに関するアロマ商品が充実していますね!そこで、高品質なのに手軽に買える無印良品のエッセンシャルオイルを使った虫除けのアイデアを紹介します!
虫除けに効果的なエッセンシャルオイルは?
ペパーミント
スーっとするメントールの香りでしゃっきりと爽快感のあるペパーミント。乗り物酔い、眠気予防にも効果的。気分をリフレッシュさせたいときに!もちろん、虫が嫌がる香りです。
ゼラニウム
「蚊取り草」ってご存知ですか?ゼラニウムのことなんです。蚊が嫌う香りなんだそうです。ゼラニウムは葉からエッセンシャルオイルを得ます。女性の心・体・肌のバランスを整える香りだと言われています。
ティートリー
力強い森林の香り。抗菌作用が強いのでオーストラリアではなんでもティートリー!アロマで感染予防もしています。風邪予防にも効果的なティートリーですが、オールマイティに活躍するエッセンシャルオイルだと思います。
ひのき
馴染みのある日本の香りですね。爽やかなウッディー系の香り。年配の方にも人気があります。抗菌・抗真菌効果もあります。落ち着いた香りですので、リフレッシュ効果も期待できますね。
ラベンダー
人気のある華やかなハーブを代表する香り。アロマブレンドに迷ったらラベンダーを入れておくと安心。抗菌・殺菌効果、防虫効果もあります。無印良品のラベンダーは真正ラベンダーに近い香りだと思います。
レモン
すっきりした青くみずみずしく夏らしい香り。ペパーミントと合わせたら爽やかですね!柑橘系のエッセンシャルオイルは光毒性に注意。肌に使用しないルームスプレーなら安心です。
手作りスプレーで撃退しよう!
無印良品ディフューザーで芳香浴するのもいいですが、虫除け効果の期待されるルームスプレーを手作りしてみましょう。網戸に吹きかけると虫除け効果抜群ですよ!
材料はエッセンシャルオイル1~3種類、無水エタノール、精製水のこれだけ!手順と注意事項を確認して作ってみましょう。材料は3つだけなので簡単!混ぜる順番だけ注意しましょう。
エッセンシャルオイルは無印良品のものでなくてもいいのですが、無印良品のものは高品質なのに安価なので毎日使うルームスプレーを作るには最適だと思います。※紹介するルームスプレーは100mlに対して2%の精油濃度です。
- ガラス材の容器に無水エタノールを10ml入れる。
- 無水エタノールにエッセンシャルオイルを1滴ずつ20滴まで入れて十分にかき混ぜる。(敵数の組み合わせは自由)
- 2に精製水90ml入れてかき混ぜる。
- アルコール対応のスプレー容器に入れて完成!
無水エタノールはアルコールが99%ですので、プラスチックが溶けてしまわないように、ガラス製やアルコール対応のものにしましょう。水にエッセンシャルオイルは溶けませんので、無水エタノールにエッセンシャルオイルを混ぜてから水を混ぜます。
エッセンシャルオイルの濃度が2%なので、直接肌にスプレーしないように注意してください。防腐剤が入っていませんし、水が主体なので2週間をめどにスプレーを使い切ってくださいね。
まとめ
- 虫除けに最強なのはディートだが、使用には注意が必要。
- 部屋の中の虫除けにはスプレータイプで撃退!
- 虫除けに効果的なアロマは、安価なのに高品質な無印良品のエッセンシャルオイルがおススメ。
虫のいない部屋をキープして快適な夏を過ごしましょう!紹介したアロマスプレーは、エッセンシャルオイルのブレンドを変えて、好きな香りを楽しむのもおススメです!