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大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」、ネタバレ・感想!第一話「夜明け前」宮藤官九郎さんの脚本にワクワク!

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2019年の大河ドラマがスタートしましたね!宮藤官九郎さんが脚本を手掛ける今年の大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」は、6日に放送された第一話「夜明け前」から早くも面白いと話題です!

私も個人的にこのドラマを楽しみにしていました!テンポの良さや宮藤官九郎さんの仕掛ける小ネタにやられっぱなしです!ドラマの感想とネタバレを振り返ってみましょう!

大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」、のっけから怒涛のキャスト登場!

大河ドラマ「いだてん」

大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」は、「東京」と「オリンピック」をテーマに日本人が初めてオリンピックに参加した明治の終わりから1964年の東京オリンピック招致までを描いたオリジナルストーリーです。

語りが落語家、古今亭志ん生さんに扮するビートたけしさん!およそ半世紀を描いています。若いころの古今亭志ん生さんを演じるのは、森山未來さん。ドラマでは古今亭志ん生さんの半生も描いていて時代が少し交錯し、混乱するところもありましたが心にくい演出だと思いました。

昭和34年、オリンピックを東京に招致させようということが話題になっている時代から大河ドラマ「いだてん」はスタートします。道路工事がされている中、足袋で走っている若者の姿…。

大河ドラマ「いだてん」

道路工事で足止めされている小泉今日子さんとビートたけしさん!ビートたけしさんは古今亭志ん生さんの役で、浅草の寄席にタクシーで向かっています。小泉今日子さんは古今亭志ん生さんの娘の美津子役。タクシーの運転手に急げと啖呵(たんか)を切っています。

大河ドラマ「いだてん」

古今亭志ん生さんが乗っているタクシーの横を走っていく足袋を吐いた若者を見て、「富久みてえだなあ」とつぶやくビートたけしさん。落語「富久」とは、火事が起きて、浅草から芝を走り回る太鼓持ちの噺。落語から入っていく感じも宮藤官九郎さんっぽいストーリー展開ですよね。

そして場面は外務省の運動会へ。けがをして担架に運ばれるであろうお父さん…外務省の偉い方のようです。そしてもう一人の主人公、阿部サダヲさんの登場!阿部サダヲさんは東京にオリンピックを招致した立役者、田畑政治さんを演じています。かなりのせっかちな様子…しゃべっているのに煙草を吸おうとして、パニック状態で火のついた方を口元に…「アチッ」って、アドリブでしょうか(笑)

大河ドラマ「いだてん」

このシーンでは阿部サダヲさんの他に松重豊さん、松坂桃李さん、高橋正臣さん、星野源さん!大河ドラマ「いだてん」の後半の主要キャストが続々と登場!ミュンヘンにて東京オリンピック招致に向けた星野源さんのスピーチのシーンへ。

大河ドラマ「いだてん」

割って入ってきたのは、時代が遡(さかのぼ)って登場の森山未來さん。髪の毛が長く汚い恰好をしています…が、カッコイイ!体育の父「嘉納治五郎」さんを今まで出てきたおじさんの中でも最も重要なおじさんだと説明してくれます。しかし、森山未來さんはどんな役柄なんでしょうか…?

大河ドラマ「いだてん」

オリンピックと体育の教育のシーンが流れ、アジアにオリンピックをという星野源さんのスピーチ!東京オリンピックの招致が決まります!そしてオープニングテーマが始まります。軽快な大友良英さんの音楽!東京オリンピックの映像が流れるのでテンションも上がります!

オープニング明けからのストーリー展開

ビートたけしさんの噺から、時代は明治42年に。体育を日本に根付かせようという嘉納治五郎に扮する役所広司さんの登場!高橋愛さん、峯田和伸さんも登場。ここで森山未來さんの正体も明らかに。森山未來さんが演じるのはのちの古今亭志ん生である美濃部孝蔵。語り手のバトンタッチです。

日本にまだ「スポーツ」という言葉が浸透していなかった時代に、柔道の創始者の嘉納治五郎に日本のオリンピック参加の話が舞い込みます。ロンドンオリンピックの写真を見せられて感動する嘉納治五郎。オリンピックのライトマン(適任者)として嘉納治五郎が選ばれたようです。

大河ドラマ「いだてん」

大学の校長でもある嘉納治五郎は准教授とともにロンドンオリンピックの写真を見ながら「スポーツだねえ」「スポーツですねえ」と言いながらどの競技でオリンピックに出場させるか考えています。

当時の日本の体育は、軍事教育のようになっていて立派な兵隊になるため強靭な肉体を造るというもの。オリンピックを見たことのあるという杉本哲太さんにオリンピックに参加するのは面白いものではない、身体も精神も成熟していない若者に一国の責任を追わせられないといわれてしまいます。

あきらめ切れず文部省に駆け寄った嘉納治五郎先生。金は出さん、日本人が体格で勝てない、スポーツには意義を感じないと一蹴されてしまいます。楽しくオリンピックに共鳴してくれる人はいないのかと嘆きながら大隈重信と三島家のパーティに参加しているところに、生田斗真さん扮する三島弥彦が登場!野球のフライを追いかけてパーティー会場に飛び込んできます。

大河ドラマ「いだてん」

三島弥彦が所属する「天狗倶楽部」は楽しそうにスポーツしているものの、爽やかというより野蛮な感じ…うざくてチャラい体育会系のノリといったところでしょうか。平泉成さん扮する大隈重信や三島弥彦のお兄さん役の小澤征悦(おざわゆきよし)さんが眉をしかめる中、あっけにとられる嘉納治五郎。

このシーンでは満島慎之介さん、武井壮さん、杉咲花さんなどが登場!満島慎之介さんに「嘉納治五郎じゃね?」と見つかってしまい、関わりたくなさそうな役所広司さんの表情が最高です。

ウザイ集団の天狗クラブですが、早稲田や慶応などのトップエリート達が所属するスポーツを純粋に愛する団体だと主張。…体力が余ってるんですね。でも意外と子供たちや若い女性には人気がある雰囲気。生田斗真さんの振りっ切ったパフォーマンスも見ものです。

ひとしきり天狗クラブのアピールが終わった後、嘉納治五郎がオリンピックに日本人を参加させたいといういことを大隈重信から発表。すると天狗クラブの面々は「大いに結構!」と盛り上がります。オリンピックはどういうものか知っているのかと問うと「知ってますよ、スポーツの祭典でしょ」、短距離走で負けなしだという三島弥彦が「100m、12秒で走りますよ」とドヤ顔すると目の色が変わる嘉納治五郎。そして、お近づきのしるしにとなぜか胴上げされてしまいます。

結局、三島弥太郎から融資の件は断られてしまった嘉納治五郎でした。三島弥彦が数々の大会で優勝している話をしても「天狗の話はもういい!」「スポーツを完全にはき違えている!飲んだくれのあんぽんたんが!」とご立腹の様子…。「残念ながらこの国にはスポーツの精神が根付かん…」と嘆きます。

フランス語で「辞退します」の練習をする嘉納治五郎先生。「ンガ」の発音が出来ずなんども何度も繰り返しています(笑)断ろうとしたのに、スタジアムの図面を見せられ各国が集まりスタジアムでスポーツ観戦する計画を聞かされたり、ポスターに日本の国旗が描かれているのを見付けたりして感動。

なかなか「辞退します」と言わず、逆に「お受けします」と言ってしまいます。この時の通訳の無表情がたまりません(笑)こうして嘉納治五郎はアジア人初のIOC委員(オリンピック委員)になるのです。

時代は1960年に…そしてまた明治、選考会への道のり

東京にオリンピック招致が決まった1640年に時代が移ります。テレビを見ている古今亭志ん生の前に弟子にしてくれと神木隆之介さんと彼女の川栄李奈さんが登場!「富久」を「とみひさ」と読んでみたり「富久が面白かったら弟子にしてください」と発言したり弟子にしてくれという割に、失礼な発言の多い神木隆之介さん。

大河ドラマ「いだてん」

それからまた明治に。勝手にオリンピック参加の準備し始めた嘉納治五郎先生。天狗倶楽部の三島弥彦を呼び出し、参加を持ち掛けます。「面白そうですねえ~」とニヤリとする三島弥彦。反対する周りの大人たちに「参加することに意義がある」説き伏せる嘉納治五郎先生。

「平和のための参加、日本の武道の精神」という言葉を聞いて、何か気付かされたような表情の三島弥彦。「ここに書けばいいんですか」と参加の意向。

大河ドラマ「いだてん」

ぐずぐずの状態で競争する学生をしかり、「ありえん!今の日本に世界レベルの選手はおらん!」と反対され、ついに「います!どこかに韋駄天が!世界に通用する韋駄天が!足の速い神様の韋駄天だよ!」と叫ぶ嘉納治五郎。こうやって嘉納治五郎先生の校長室の中に「大日本体育協会」設立、嘉納治五郎先生は初代会長となりました。

ついに天狗倶楽部の一員のような感じになる嘉納治五郎先生。「君たちのこと、「誤解してたよ」と一緒にビールをラッパ飲みします。天狗倶楽部の面々とマラソン選手に誰がいいか、話し合いに。「予選会をやったらどうかねえ」「どうせなら俺たちの…東京のオリンピックを目指しましょうよ、嘉納天狗!」とトントン拍子に話が進んでいきます。やっぱり天狗倶楽部、暑苦しいですね。

そして記者会見、新聞に参加者選抜の大運動会を開くことを宣言します。羽田の広大な敷地をグラウンドに。しかしグラウンドでの短距離走はイメージできても、マラソンは日本人には無理だとまた反対されてしまいます。嘉納治五郎先生、苦難が多いですね。

しかし今度は意見に賛同してくれる人も!「マラソンはオリンピックの花形です」と竹野内豊さん登場です!「世界レコードに迫る選手がいなかった場合は今回は潔く辞退する」ときき迫る表情の嘉納治五郎先生。

羽田の運動予定地を視察しに行った嘉納治五郎先生一行ですが、広大な原っぱを見て唖然。費用もどうするのかと考えこんでいるところに、農具を持った天狗倶楽部が!「金なら俺が何とかしますよ」と三島弥彦のドヤ顔。頼りになりますね、天狗倶楽部!

大河ドラマ「いだてん」

ついにオリンピック選考会へ

オリンピック選考会の募集が新聞に掲載されたころ、嘉納治五郎先生は医者に止められているお酒を天狗倶楽部につられて飲んでいたので、糖尿病が悪化し入院していました。大隈重信にお金を借りたり、自宅が担保になったりと大変そうです。

しかし「韋駄天の夢を見たよ、カップを持っていたよ」としみじみオリンピックへの思いがこみ上げてきます。韋駄天なんかいないんじゃないか…と落ち込む嘉納治五郎に、「事前に相談すべきでしたが…勝手に作ってしまいました」と優勝カップを見せる可児准教授。「韋駄天はいます!」と励ますのでした。

大河ドラマ「いだてん」

選考会当日、人力車を走らせていた峯田和伸さんの姿も。ゼッケンに「早せ田」と書いて出場。「おい!君、早稲田じゃないだろう」と小ネタ。見事に完成した運動場からマラソンがスタートします。

大河ドラマ「いだてん」

2時間以上もかかるマラソンですから、観客は待ちぼうけです。しかも大雨が振ってきてしまいました。三島弥彦は短距離選手ですのでマラソンには参加せず、女性たちに囲まれて「ピアノを弾く人はここに筋肉が、ちょっとこう、発達するっていうね…」とうんちく垂らしています。

大河ドラマ「いだてん」

大河ドラマの主役、やっと登場!やられた感あり!

大河ドラマの初回がどんな雰囲気で放送されるのか、視聴者としては気になるところですよね。SNSではテンポのよさ、後半の主要キャストが続々と登場するサプライズに「やられた!」といった感想が多かったようです。

  • とにかくテンポがいいな
  • このスピード感、最高だなあ
  • テンポ感がすごい。これは引き込まれる
  • あれよあれよと展開していく。ワクワクが蓄積していく感じがたまらない。
  • 圧倒的な疾走感。あっという間の1時間で大満足!
  • クドカン最高か!知ってたけど!!

しかし主人公である金栗四三役の中村勘九郎さんが、オープニング以外はっきりと登場していない、いだてんの初回!坊主頭で走っていく後ろ姿しか確認できず、「スースー、ハーハー」という2回吸って2回吐く金栗四三の独特な呼吸法だけが聞こえてくるという、興味のそそらせ方!

過酷な大雨の中、落伍者5名、13名と増えていく…。このままでは責任問題ですよ、羽田の悲劇ですよ!とののしられたり、身体の心配をされている中、嘉納治五郎が目にしたものは…!

大河ドラマ「いだてん」

「韋駄天だ!」と叫ぶ先にいたのは、前のめりに走る金栗四三!主役、中村勘九郎さんの登場です!金栗四三がやっと誰なのかわかる形で登場したのは、大雨の振る中、頭から血を流してマラソンのゴールに向かってくるというインパクトのある出オチ!「血まみれじゃないか!」と(笑)

大河ドラマ「いだてん」

しかし血を流していたのではなく、雨で紅白帽の内側の赤い染料が流れてきていたんですが…やっと金栗四三のアップが!と思いきや、よく見ると赤い染料が隈取(くまどり)になっている!わかる人がわかればいい小ネタですね!中村勘九郎さんが歌舞伎役者なので赤い隈取で登場とは!

大河ドラマ「いだてん」

世界記録更新に沸く関係者たち!ゴールした金栗四三に何やら話しかける嘉納治五郎先生。古今亭志ん生の落語の場面になり「金栗君、君こそ世界に通用する韋駄天だ!…いや、不可能を可能(嘉納)にする男だ!」と、このシーンにオチを付けて第一話は終了。

大河ドラマ「いだてん」

「情報量の洪水ですわ」「キャストが多すぎて大渋滞、情報量多!」との声があるほど、目を離していられない状態に。テレビにかじりつきながら見ていました。初回はタイトルが「夜明け前」というように、これから展開していくドラマをぎゅっと詰め込んだ感じでした!

まとめ

  • 大河ドラマ「いだてん~東京オリムピック噺~」1話は展開が早くて見ごたえがあった!
  • 1話は後半のキャストも続々と登場!
  • なかなか顔が登場しない主人公、中村勘九郎さん扮する金栗四三は歌舞伎の隈取メイクで登場!

日本史が好きな私は、大河ドラマは毎年楽しみにしているのですが、今年は東京オリンピックが題材、しかも宮藤官九郎さんの脚本なので面白くないわけがないと思っていましたが、こんなに引き込まれるとは!キャスティングも豪華ですし、コメディーの要素もあって毎週楽しみになりました!

「このドラマは、史実を基にしたフィクションです」とクレジットがありますので、登場人物たちの性格はもっと”普通”だったのかも知れませんね。

一方で「大河ドラマらしくない」「テンポが速すぎてお年寄りにはきつそう」との意見も。しかし、大河ドラマで近代をテーマにすること自体が珍しいですし、何より日本がスポーツを通して国際化していくさまが描かれていくので、今後の展開が楽しみです!

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