甘く温かくして飲むココア、美味しいですよね。ココアにはポリフェノールがあって健康や美容に効果が期待されています。ココアには白髪を減らすとも言われていますが、実際にはどうなのか調査しました!
ココアにも実はカフェインが含まれているそうです。ココアは妊娠中や授乳中は控えるべきなのか調べてみました!他にもカフェインが含まれている飲み物も調べました。
ココアの効果や効能!白髪を減らす?!
ココアはカカオからとれた美味しい飲み物。ココアとチョコレートはカカオ豆が原料で、途中まで製造工程は同じです。カカオ→カカオマス→カカオマスからカカオバターを抽出したものがココア。カカオ→カカオマス→カカオマスにさらにカカオバターを追加したものチョコレートです。
カカオの身の中には白いカカオ豆があります。このんカカオ豆を発酵させるとココアのようなチョコレートのような甘くていい香りがします。これを砕いて皮などを取り除いて炒ってすりつぶしたものがカカオマスです。このカカオマスには脂肪分が豊富に含まれています。
ココアはカカオマスの一定のカカオバターを取り除いて粉状にしたもの。このココアに砂糖や粉乳を加えて飲みやすくしたものが「調整ココア」です。
白髪にはココアを?
白髪を減らすのにはココアが効果的とにわかにうわさになっています。しかし、結論から言ってしまうとココアが白髪を減らすのではなく、白髪を予防する効果があると言った方が良いかも知れません。
なぜ白髪を減らすことが出来ないのかというと、白髪は一度白髪として生えてしまうと、黒くなることはないからです。そのため、どんな食材にも白髪を黒く再生させることは出来ないのです。では、ココアの成分の何が白髪を予防することが出来るのか、見ていきましょう。
まずは、ココアポリフェノール。ココアに含まれているポリフェノールで活性酸素の過剰な働きを抑制し、老化を防ぐアンチエイジング効果があるといわれています。カカオポリフェノールは抗酸化作用が強いのでアンチエイジング効果だけではなく、ストレスの軽減にも有効だと言えるようです。
カカオポリフェノールにはストレスによって発生する活性酸素を除去する抗ストレス作用の期待もあります。ココアのリラックス効果の元となっている「デオブロミン」には幸せホルモンであるセロトニンに作用する働きがあり、ストレス解消の効果もあるそうです。
カカオポリフェノールやデオブロミンには抹消神経を拡張する効果があり、血流を促す働きがあるので髪の毛の根元である毛球部へ栄養や酸素やメラミン色素を作るための「チロシン」を供給する量も増やすことが出来るのだそうです。
ココアには、鉄・亜鉛・カルシウム・マグネシウムなどのミネラルが方オフに含まれています。亜鉛は普通の食材では熱を通すと減少してしまいますが、ココアに含まれている亜鉛は、加熱した方が効果の高い成分になるそうです。
ココアに含まれている食物繊維は脂質の吸収を防ぎます。そして血液中のコレステロールを下げる効果もあるので血液の質の改善と血流の促進に効果があると言われています。
ココアには貧血を防ぐ効果もあったのですね。血流の改善は頭髪にも良い影響を与え、白髪を防ぐことにもつながるんですね。
マネしたい、ココアの美味しいレシピ
ココアの美味しい入れ方を紹介している動画を見つけました!ココアを炒るなんて知りませんでした。香ばしさがたまりません、最後に入れるハチミツも余計な糖分を摂らなくても済むので美容にも良さそう!
このココアのレシピもぜひ試してみてくださいね。
ココアにはカフェインも含まれている!妊娠中は控えるべき?
ココアにはポリフェノールや食物繊維など健康と美容に有効的な栄養素も含まれていますが、意外なことにカフェインも含まれていることが分かっています。
カフェインは広く知られているように、眠気覚ましや痛みを緩和する作用があります。仕事の効率化や朝の目覚めにコーヒーを飲む方も多いと思います。ココアにもこのカフェインが含まれていますので、妊娠中や授乳中の方は控える方がいいのです。
カフェインはカルシウムを尿と一緒に排出してしまうことや、胎盤を通してカフェインが胎児の身体に取り込まれてしまうことから、低体重児や流産や早産の危険性があるので妊娠中はなるべく控えた方がいいのですね。
では、ココアのカフェイン含有量はどのくらいなのか調べてみることにしました。ココア以外にもカフェインを含む食品を調べてみましたよ!
ココアのカフェイン含有量・カフェインを含む食品
カフェインはカカオやコーヒー、茶葉などの天然の食材に含まれています。コーヒーから抽出されたカフェインが食品添加物として使われていますので、清涼飲料水にも注意が必要です。
一般的な飲み物150mlあたりのカフェイン含有量
- コーヒー…100㎎
- 栄養ドリンク…75㎎
- 抹茶…45㎎
- ココア…45㎎
- 緑茶…30㎎
- 紅茶…30㎎
- ウーロン茶…30㎎
- ほうじ茶…30㎎
- コーラ…15㎎
栄養ドリンクやコーラなどの清涼飲料水はカフェインが添加されていますね。意外にココアのカフェイン含有量が多いと思いませんでしたか?ほうじ茶も炒る前の緑茶と同じ量のカフェインが含まれていることも意外でした。
では、カフェインは1日当たりどのくらいまで摂取してもいいのでしょうか?実は、日本でのカフェインの摂取目安は決まっていないのだそうです。自己判断ということかも知れませんね。
WHO(世界保健機関)では妊婦はコーヒーでは1日3~4カップまで、イギリスでは1日2杯までと基準があるそう。コーヒー1杯が150mlだとすると約100㎎のカフェインが含まれています。カフェインの1日の摂取目安は200㎎~300㎎だと思ってよいでしょう。
ココアには150mlあたり45㎎のカフェインが含まれていますので、飲みすぎには注意が必要です。ココアに味が似ている「ミロ」には鉄分とカルシウムが含まれていますのでおすすめ。牛乳に溶かすと飲みごたえもあっておいしいですよね。私も子供のころによく飲んでいましたが、栄養バランスがいいので妊娠中にもぴったりなんですね。
適度なカフェインは眠気を覚ましたり、やる気を出すきっかけになったりします。しかし過度なカフェインの摂取は唾液の分泌を促しすぎることにより胃液の分泌も多くなり、胃痛を起こす原因となります。カフェインは鉄分の吸収を妨げることも分かっていますので、貧血の原因にも。
最悪な場合はカフェイン中毒になり、死に至ることも報告されていることからカフェインを多く含んだ食品を過剰に摂取するのはやめましょう。
まとめ
- ココアが白髪を黒く再生できるわけではない。
- ココアに含まれるココアポリフェノールとデオブロミンが白髪を防ぐ効果があるようだ。
- ココアに含まれるカフェインは150ml当たり45㎎程。
- ココアは妊婦でも飲んでも良いが、カフェインの摂りすぎには注意が必要。
甘くてほろ苦いココアは寒い時こそ飲みたくなります。ココアには栄養がバランスよく含まれていますが、カフェインの含有量も意外と多いので注意してくださいね。