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カモミールのあり得ない使い方と利用法とは!香りにはどんなメリットがあるか調査した!

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ほっと一息つきたいときのハーブティーにカモミールティーを選ぶ方もいるのではないでしょうか?カモミールのハーブティーはブレンドしているものもありますが、リラックスできる香りが癒されますよね。

実はカモミールは大きく分けて2種類あるのをご存知でしょうか?この個性のある2種のカモミール、成分が違いますので使い方にも違いがあるのです。カモミールの効果的な利用法をお伝えしたいと思います。

カモミールはハーブティーの他にも精油(エッセンシャルオイル)を抽出することで植物の力を利用しています。カモミールにはどんな香りが感じされるのか、どんな使い方をするのかについてもお知らせします。

カモミールの効果的なの使い方と利用法!

キク科の可憐な花である、カモミール。ハーブの中でもポピュラーで人気があるハーブとして使われているカモミールは、大きく2種類に分けることが出来ます。

一年草のジャーマンカモミールと多年草のローマンカモミールです。この2種類のカモミールにはそれぞれ効能が違い使い方も異なります。詳しく見てみましょう。

ジャーマンカモミール

一年草のジャーマンカモミール。花の中心が盛り上がっているのが特徴。ハーブティーとして飲まれていることが多く、とても人気があります。

ハーブティとしてのカモミールの効能は、多岐に渡ります。カモミールには体内の平滑筋の筋肉の組織を落ち着かせる性質があり、胃痛や胃痙攣(いけいれん)や生理痛などの痛みを和らげる効果があります。

カモミールに含まれる「アズレン誘導体」という物質が胃などの粘膜の修復と強化に有効で、消化機能を正常にしてくれます。ストレスから患う過敏性腸症候群や胃潰瘍などの症状にも効果的です。

また、カモミールティーの蒸気を吸入すると花粉症や鼻づまりの症状が軽減されることや、皮膚を刺激から守り、暴行の炎症や気管支の炎症をやわらげてくれます。

カモミールティーを寝る前に飲むと心身がリラックスし、よく眠れるようになります。温かいカモミールティーは冷え性にも効果的ですし、ノンカフェインですので安心して頂くことが出来ますね。

さらに、カモミールティーをリンスとしての使い方もあるとか。髪の毛にツヤを出す作用があるみたいです。

ジャーマンカモミールの精油は濃いブルー。この色もアズレン誘導体によるもの。皮膚の修復に効果があるとされていますが、あまり良い香りではありません…。精油としても製品化されているジャーマンカモミールですが、カモミールティーとしての利用法の方がオススメです。

ローマンカモミール

多年草のローマンカモミール。ジャーマンカモミールに比べて花が平べったいのが特徴です。ローマンカモミールはお茶にすると苦いので、カモミールティーには向いていないようです。

その代わり、ローマンカモミールは精油の使い方と利用法が素晴らしいのです!精油は植物の効能をぎゅっと濃縮しているのですが、ローマンカモミールはどんな肌にも合うというステキな精油!

ローマンカモミールの精油は乾燥肌や敏感肌、アトピー性皮膚炎にも効果を発揮するとの報告もあります。精油が採れるのが少なく、高価なのがデメリット。

ローマンカモミールは水蒸気蒸留法で精油を採るのですが、副産物としてフローラルウォーターが出来ます。香りを楽しみに化粧水を使うとリラックスできますよね。

このフローラルウォーターは使い方として簡単なのは化粧水としての利用法。何も混ぜずにそのままバシャバシャ使ってOK!水溶性の成分も香りも移っていますので、精油と同じ効果があります。

カモミールの香りはどんな効果がある?

アロマインストラクターの私が好きな香りの一つでもあるローマンカモミール。ローマンカモミールの香りはリンゴのようなフルーティーなもの。落ち着く香りであるほか、ローマンカモミールの香り成分は肌をキレイにする効果もあります。

カモミールローマンの特徴的な香りの成分はアンゲリカ酸エステルやチグリン酸エステル類。

ちょっとクセのある、どちらかというと嫌な感じの香りのカモミールジャーマンはカマズレンやビサボロール誘導体、ファルネサンなどが特徴成分。同じカモミールなのに全く違う香りなのが面白いですよね!

成分の話をされても、効果の方が知りたいですよね?カモミールローマンの香りの成分にどんな効果効能があるか、お伝えしようと思います。

精神への効果効能

カモミールローマンの精油には、鎮静作用があり、中枢神経を鎮静させる効果があります。しかも、作用が強いので外からの刺激をいったん遮断して麻痺させるため大きなショックや悲しみがあったときに有効な香りです。

それに神経を鎮静させるので、頭痛や摂食障害などに利用される臨床の事例もある様です。

身体への効果効能

痛みを和らげる効果があります。頭痛、腹痛、歯痛などの痛みに有効です。消化不良や下痢や嘔吐などの胃腸にも有効おなカモミールローマン。

弱い作用ですが、月経を促す効果もあるといいます。月経不順や更年期障害にも役立てることが出来ます。

肌への効果効能

抗炎症、抗アレルギー作用があり、カモミールローマンはじんましんやアトピー性皮膚炎、かゆみなどへの効果が期待されます。

皮膚への効果として、新陳代謝を高める効果もあるため、シミやそばかすにも有効です。

カモミールの注意点

カモミールはキク科です。どんなに効果があってもキク科のアレルギーがある方にはオススメしません。

カモミールの精油は、どの精油も同じように高濃度で使うことは避けてください。カモミールは高濃度で使用すると頭痛や吐き気を起こしてしまう場合があります。

他のお薬との併用も避けていただきたい項目です。向精神薬や鎮静剤、睡眠剤との併用もやめた方が無難です。

ごく弱い作用ですが、カモミールローマンには通経作用があります。多量の使用で、神経毒性の持つケトン類のピノカルボンを含むため、妊娠初期の使用は避けましょう。

どんなに効果効能があるという精油でも、使いすぎたり高濃度で使ってしまうと逆効果につながります。適度な濃度で使い過ぎないようにしてくださいね。

まとめ

  • ジャーマンカモミールは一年草、カモミールローマンは多年草。
  • ジャーマンカモミールはカモミールティーとしての利用法がある。
  • カモミールローマンは精油として香り成分が精神・身体・お肌に効果効能あり!
  • カモミールにどんなに効果効能があってもキク科アレルギーを持つ方や高濃度で使うことは避けましょう。

2種類のカモミールはそれぞれの効果効能があって面白いですね。同じキク科でも使い方が違うのも魅力的。カモミールの使い方をどんな利用法にしようか考えることも楽しいですね!

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